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06月15日-一般質問-04号

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  1. 鎌ヶ谷市議会 2009-06-15
    06月15日-一般質問-04号


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    平成21年  6月 定例会(第2回)            平成21年鎌ケ谷市議会6月定例会    議 事 日 程 (第4号)               平成21年6月15日(月)                                午前10時開議      日程第1 市政に関する一般質問                                            〇出席議員(27名)    1番   萩  野  和  江  君     2番   宮  城  登 美 子  君    3番   小 田 切  正  雄  君     4番   野  上     實  君    5番   松  澤  武  人  君     6番   細  井  和  美  君    7番   原     八  郎  君     8番   泉  川  洋  二  君    9番   針  貝  和  幸  君    10番   芝  田  裕  美  君   11番   井  上  治  美  君    12番   小  易  和  彦  君   13番   佐  藤     誠  君    14番   野  村  誠  剛  君   15番   池 ヶ 谷  富 士 夫  君    16番   三  橋  一  郎  君   17番   小  泉     巖  君    18番   谷  間  保  彦  君   19番   土  屋  裕  彦  君    20番   勝  又     勝  君   21番   泉     一  成  君    22番   津 久 井  清  氏  君   23番   藤  代  政  夫  君    24番   鈴  木  道  雄  君   25番   大  野  幸  一  君    26番   石  井  一  美  君   27番   月  野  隆  明  君                       〇欠席議員(なし)                                            〇説明のための出席者     市         長   清  水  聖  士  君     副    市    長   渋  谷  定  重  君     会  計  管  理  者   中  台     茂  君     総 務 企 画 部 長   北  村  眞  一  君     総 務 企 画 部 参 事    大  竹  守  夫  君     ( 総 務 課 長 )                     総 務 企 画 部 次 長    岩  佐     昇  君     総 務 課 行 政 室 長    山  中  冬  樹  君     企画財政課財政室長     望  月     忠  君     課   税   課  長   小 金 谷  幸  次  君     収   税   課  長   高  岡  敏  和  君     市 民 生 活 部 長   青  木     学  君     市民生活部副参事      右  京  信  治  君     保 険 年 金 課 長   国  松     優  君     環  境  課  主  幹   釜  谷  和  良  君     商 工 振 興 課 長   岡  田  一  唯  君     健 康 福 祉 部 長   吉  村  和  久  君     健 康 福 祉 部 参 事    三  橋  義  行  君     健 康 福 祉 部 次 長    鈴  木     操  君     高 齢 者 支 援 課 長    関  根  政  男  君     健 康 増 進 課 長   福  留  浩  子  君     都 市 建 設 部 長   野  中  芳  勝  君     都 市 建 設 部 次 長    小  林     宏  君     都市建設部副参事      高  地  健  司  君     道路河川管理課主幹     鎗  田     淳  君     都 市 整 備 課 長   宗  川  洋  一  君     教育委員会委員長      萩  原  正  二  君     教育委員会教育長      川  西  八  郎  君     生 涯 学 習 部 長   長  井  信  三  君     生涯学習部副参事      前  田  哲  也  君     選挙管理委員会委員長    川  上  傳  吉  君     選挙管理委員会事務局長   矢  野  富  一  君     代 表 監 査 委 員   松  丸  幹  雄  君     監査委員事務局長      海 老 原  正  博  君     農業委員会事務局長     湊     明  彦  君     消    防    長   皆  川  保  則  君                                            〇議会事務局職員出席者     事   務   局  長   人  見  秋  水        事  務  局  次  長   小  池     仁        同    主    査   根  岸  浩  史             午前10時00分  開 議 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 皆様、引き続きご苦労さまです。 ただいまの出席議員は27名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 △議事日程について ○議長(池ヶ谷富士夫君) 本日の議事日程は、お手元に配付してあるとおりであります。 △市政に関する一般質問 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 日程第1、これより市政に関する一般質問を行います。 順次発言を許します。 まず、7番、原八郎君に発言を許します。 ◆7番(原八郎君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。          〔7番 原 八郎君登壇〕(拍手) ◆7番(原八郎君) 議席番号7番、原八郎、通告に基づき一般質問をさせていただきます。 昨年秋のリーマンブラザーズの破綻に始まり、アメリカ自動車産業巨大企業クライスラーに続き、もはやと思われたゼネラルモータースも破綻してしまいました。世界最大の企業ゼネラルモータースが破綻することをだれが予測できたでしょうか。 昨年末から世界経済が奈落の底に落とされました。日本経済も荒波をもろに受け、大不況に陥っています。従業員の首切りや派遣労働者やパートタイム労働者の解雇など悲惨であります。失業者がふえ、勤労者の大多数の残業が減り、給与カットも強いられ、ボーナスも減額されました。まだボーナスが出る会社は幸せな会社だろうと言われております。鎌ケ谷市も例外でなく、所得の減額は避けられません。このことにより、平成22年度の市民税収入がどれだけ減少するか予測ができません。財政的に逼迫している鎌ケ谷市において頼りの住民税が激減することになりましたら、予算編成が困難になり、切り抜けるのが至難のわざであると想像されます。 高齢化が進み、医療費の増加が予想され、平成21年度に一般会計から国民健康保険後期高齢者医療介護保険特別会計に合計で16億8,679万円の繰り入れを行っております。毎年繰入額が2億円から3億円の増加が予想されています。税収入の増加が見込めない鎌ケ谷市の財政で特別会計への繰入金の増加は、耐えられる限界を超えてしまう状況にあります。そのためにも市民が元気で生き生きと生活してもらわなければ医療費の削減はできません。市長の目指す安全、安心なまちづくりを実現し、市民がけがや病気をせずに楽しく、幸せを感じ暮らせる鎌ケ谷市にしなければなりません。行政ができることは、市民が病気やけがをせずに元気で暮らせる環境や、安全、安心な暮らしの場を提供することです。 私は、過去に3回ほど一般質問において予防医療、予防介護の重要性、医療費、介護費削減、介護保険給付費の実態等を通し、高齢化が進展する中で、いかに予防医療活動に重点を置くことが大事か、逼迫する鎌ケ谷市財政にとって医療費削減は喫緊の課題であるとの提言を何度もしてまいりました。今回は、予防医療、予防介護を背景に医療費の増加を抑制するためにとの思いから3つの質問をさせていただきます。 まず、1点目、福祉行政、予防医療、予防介護に携わる専門職の活用状況についてお伺いいたします。どんな種類があり、それぞれどんなことをしているのでしょうか。また、それぞれ何名いるのか教えてください。 2点目、道路行政について。安心、安全なまちづくりの市長の公約に照らし合わせて、歩道の整備状況についての現況を教えてください。 3点目、少子化問題でありますが、30代、40代の未婚率と深い関係があります。最近30代、40代の独身者が私の周辺にもたくさんおります。最近特に増加しております。アラフォーとかいう40代の女性が話題になったりしています。男女とも独身生活をエンジョイしているのかもしれませんが、一方では婚活とかいう現象が話題になっております。結婚したくないというわけでもなさそうですし、機会があればしたい、出会いが少ないのと草食系男性がふえて女性にアタックすることへの勇気が足りない、断られたときのショックを考えてちゅうちょしてしまう若者がふえているとも言われています。昔のように周りの人が仲人等のおせっかいが必要なのかもしれません。 少子化問題は深刻な状態です。厚生労働省の発表によりますと、昨年度の合計出生率は1.37となり、前年度より0.1の増加となりました。沖縄が一番高く、それでも1.6、東京が1.09で一番低いとのことでした。それでも人口は減り続けていくわけです。2.1以上なければ現状を維持することができません。未婚者の増加が大きな要因と思われます。 そこでお伺いいたします。未婚率の増加が話題となりますが、全国レベルではどのようであり、鎌ケ谷市の状況はどうなのか、わかる範囲でお答えください。 通告しております他の事項については、自席にて再質問でお伺いします。執行部におかれましては、親切、丁寧にお答えを願います。(拍手) ○議長(池ヶ谷富士夫君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。          〔健康福祉部長 吉村和久君登壇〕 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 私からは、ご質問の1点目と3点目をお答えいたします。 まず、1点目の福祉行政、予防介護、予防医療の専門職の活用状況でございますが、本市の福祉行政部門におきます専門職には、保健師、看護師、管理栄養士、歯科衛生士、診療放射線技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、心理発達相談員、保育士、介護福祉士、ホームヘルパー等、常勤、非常勤合わせまして約100人、これは庁外従事者を除く数でございますが、それぞれ背景となります法律を受けまして、生涯の切れ目のない総合的な疾病活動、健康づくりに従事しております。専門職は、小児期から壮年期を経て高齢期まで、個人、家族、地域を含めて1次予防から3次予防まで市民の方々とともに総合的に展開しており、担当部署相互の連絡、連携を密にし、一体的に推進しているところでございます。ここでいいます1次予防とは、いわゆる健康な時期に栄養、運動、休養など生活習慣の改善、生活環境の改善、健康教育等によります健康増進を図り、さらに予防接種による疾病の発生予防と事故防止による障がいの発生防止をすることでございます。次に、2次予防は不幸にして発生した疾病や障がいを健診等によって早期に発見し、さらに早期に治療や保健指導などの対策を行い、疾病や障がいの重症化を防ぐ対策のことでございます。3次予防とは、治療の過程において保健指導やリハビリテーション等による機能回復を図るなど、QOL、いわゆる生活の質に配慮することによって再発防止策や社会復帰対策を講じるところでございます。 続きまして、ご質問の3点目、少子化問題の未婚率についてお答えをいたします。我が国においては、急速に少子化が進行し、平成17年の合計特殊出生率は1.26と過去最低を更新するとともに、人口も平成16年をピークとしまして減少に転じ、人口減少社会が現実のものとなっております。少子化の原因はいろいろあると思われますが、未婚化、晩婚化にも要因があるものというふうに思料されてございます。平成17年度国勢調査によりますと、全国レベルでは25歳から39歳の未婚率は男女ともに引き続き上昇し、男性では25歳から29歳で71.4%、30歳から34歳で47.1%、35歳から39歳で30%、次に女性では25歳から29歳で59.0%、30歳から34歳で32.0%、35歳から39歳で18.4%となっております。同様に平成17年の国勢調査によります本市の数字をもとに未婚率を出してみますと、男性では25歳から29歳で73.3%、30歳から34歳で49.2%、35歳から39歳で31.9%、次に女性では25歳から29歳で61.1%、30歳から34歳で34.3%、35歳から39歳で18.6%となっております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。          〔都市建設部長 野中芳勝君登壇〕 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 私からは、ご質問の大きな2点目、道路行政のうち歩道整備状況についてお答えをいたします。 市内の主要幹線道路を中心とした市道につきましては、従来より市民から寄せられる歩道がなく危険な道路が多いとのご意見を少しでも改善すべく積極的に実施してきたところでございます。特に平成14年度に策定いたしました歩道等整備5カ年計画に基づき、平成15年度より平成19年度までの5カ年に総額1億円の事業費で歩道等整備事業を計画、実施したところでございます。この事業は、都市計画道路の整備、あるいは主要幹線市道の整備による歩道確保及び交通安全対策事業の3つの事業により構成されております。特に交通安全対策事業として道路区画線の設置、路側帯のカラー舗装の設置及び歩車道境界ブロックや自発光式道路びょう等の設置により歩車道を区分することによる歩行者空間を確保する事業となっており、市民の皆様と協働で実施したものでございます。なお、主要市道における歩道の整備率といたしましては約59%となっております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。
    ◆7番(原八郎君) それでは、再質問に移らせていただきます。 専門職の活動は市民にとって大変ありがたいことでありまして、予防医療についても1次予防、2次予防、3次予防と区別して市民サービスをしているとのことでした。1次予防や2次予防は市民自身の自覚や注意でできることが大半であります。市民自身に気をつけて予防してもらうためにどんなことをしていますか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 各種の予防事業に関心を持っていただくこと、また正しい知識を持っていただくこと、そして実行していただくことが重要だというふうに考えて考えます。そのためにホームページ、広報、ポスター、チラシの配布、さまざまな事業や集まりのときに啓発活動を行ってございます。今回の新型インフルエンザでございますけれども、ホームページやポスターによりまして注意を促しただけでなく、家庭訪問、健康相談の場や研修会や地区の集まり等でも予防についての説明をしたり、うがい、手洗い等を進めているのが現状でございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) いろいろ活動しているようですけれども、市民はそれに関心がないのかわかりませんが、知らないという人がたくさんいます。そういう意味で広報のやり方をもう一度考えていただければと思います。 それでは、第3次予防とは、治療の過程において保健指導やリハビリテーション等による機能回復を図るなど、QOLに配慮することによって再発防止対策や社会復帰対策を講じるとのことでございますが、自宅での介護や機能回復のための運動は家族や介護者が手助けをしなければならないことがたくさんあります。寝返りをさせたり、起こしたり、寝かせたり、また車いすの乗りおり等のお世話をするコツなどを一般市民が習得する機会などがあるのでしょうか、教えてください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 地域包括支援センター家族介護支援事業としまして年3回介護者教室を開催し、在宅での介護の方法等を習得する機会を設けてございます。また、市の介護相談専門員の介護福祉士や作業療法士、中央在宅介護支援センター生活支援ヘルパーの派遣を行い支援をさせていただいております。一方、健康増進課でも個別での相談に応じたり、実際訪問をさせていただき、家族の方の健康状態を認識しつつ、ご一緒に家庭内におきます介護の仕方などを学び合うことにしてございます。障がい福祉課では、身体障がい者福祉センターにおきます創作講座、リハビリ講座、歩行訓練等で理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が介助員とともに利用者の現状維持、改善のための働きかけを行ってございます。対象は、脳血管障害等によります麻痺を持つ人から内部障がいを持つ人で、多くは後天的に障害を持った人たちでございます。また、幼児療育指導室では、先天的に障害を持って生まれた幼児等にかかわりを個別相談、指導の中で行ってございます。幼児から高齢者まで、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が中心となりリハビリテーション活動をカバーしてございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 介護にはコツがありまして、コツを知っていると介護する人間が腰を痛めたりしなくて済むということがありますので、その辺が十分に知れ渡り、またそのコツを市民の人に習得してもらうということは大変大事なことかなというふうに思います。 それでは、専門職は第1次予防から第3次予防までを組織的に一体的に活動を実施しているということですが、各専門職がどのように活動しているのか、実例を挙げて紹介してください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 実例を挙げてのご紹介ということになりますので、少々お時間をいただき順次ご回答いたします。 まず、第1次予防、いわゆる健康づくりに位置するものとしましては、初めて妊娠された方にプレママ教室、パパママ教室を実施してございますが、赤ちゃんが生まれた後は各地域で新米ママの会を開いてございます。ここには保健師、助産師、栄養士、保育士のほか、地域の保健推進員や主任児童委員も参加されてございます。虫歯予防のフッ化物洗口事業は、歯科衛生士が中心となりまして、歯科医師会のご協力を得まして開始をいたしました。保育園、幼稚園、北部小学校の地元のもと、この事業が広がってございます。元気アップ講座という地域で開催しております介護予防事業は、お元気な65歳以上の方が対象でございますが、地区社会福祉協議会と共催のもと多く参加された方の中からこの講座のボランティアが生まれまして、鎌ケ谷レインボーズとして活躍中でございます。この講座は、市の保健師、栄養士、歯科衛生士のほか、講師として運動指導の専門家が入ってございます。 次に、第2次予防、いわゆる健康チェックに位置するものとしまして各種健診がございます。乳幼児健診では、健康増進課の職員だけではなく、障がい福祉課、こども課から心理発達相談員、理学療法士、言語聴覚士が加わりまして、より精度の高い健診内容となっております。がん検診では、放射線技師、看護師が中心となりまして、一度に3種類のがん検診を組み込み、セット検診としてより多くの市民の方が受けやすいように工夫をしてございます。さらに、精密検査が必要になった方へのフォローもしてございます。マンデークラブという糖尿病の方とその家族の会へ悪化予防及び合併症予防の指導や支援を栄養士が中心となって行ってございます。 最後に、第3次予防、いわゆるリハビリ活動といたしまして、統合失調症によりまして自宅療養をしている方、保健師が中心となりまして障がい福祉課の作業療法士、保健所の精神保健相談員、精神科医の協力を得ましてデイケアサポートクラブという社会復帰を目指した支援をしてございます。子供から大人までの病気や事故により心身に障がいを持つ人々へ機能維持、回復や拘縮予防、いわゆる麻痺によります固まり予防のための指導や訓練を行ってございます。幼児療育指導室マザーズホーム、身体障がい者福祉センター、健康増進課、子育て総合相談室高齢者支援課がかかわり、その人の状況に応じまして市役所内や関連施設内、また家庭訪問等で実施をしてございます。1職種の支援だけでなく、複数の職種が連携し支援をしてございます。保健師、ケースワーカー、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、保育士、栄養士、歯科衛生士、介護福祉士が主にかかわります。さらに、介護保険、自立支援事業によります民間の支援事業者との連携、共同も不可欠であり、実施をしている次第でございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 第4期鎌ケ谷市高齢者保健福祉計画介護保険事業計画を読ませていただきました。こんな立派なものができています。たくさんの項目があり、計画どおり実現できたらすばらしい都市になるだろうなと思いました。しかし、第2次、3次の対応を予防と考えるのか、1次の予防に力を入れるのかにより差が出てきます。本来の予防は第1次予防であるべきと考えます。これからの取り組みについてお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 今の質問についてお答えをいたします。市の役割は、先ほどご答弁したとおり第1次予防から第3次予防まででございますが、第2次予防、第3次予防の質を落とすことなく第1次予防に力を入れたいというふうに考えてございます。長い目で見れば医療費の削減という大きな目標につながりますが、より多くの市民が健康を維持増進するためには第1次予防に重点を置くことが必要不可欠であるというふうに考えてございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 専門職の皆さんの活躍の場と市民から感謝される活動の場という観点から見て、十分な状態なのでしょうか、教えてください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 大変難しいご質問でございます。その職の活動充足度の視点で申し上げれば、例えばでございますけれども、言語聴覚士は人口比10万人に1人と言われてございまして、鎌ケ谷市の規模では充足していることになります。また、保健師は地区担当制でございまして、地域の中での生の声を聞き、健康に関する問題を解決し、課題を達成するためには、人口規模はその活動を左右することがございます。このように、専門職には限りがあるところで単に採用を多くするということでは解決はしないのではないかというふうに考えてございます。そこで、各課の専門職につないだり、地域ボランティアの方や制度ボランティアの方と新たなサービスをつくったり、一緒に活動し合って末広がり的に協働の関係づくりの展開が一番重要なのかなというふうに考えてございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 予防は市民自身がやらなければならないことです。行政も予防するための事業をいろいろやっているようですが、その事業を市民にどのように知らせていくかが大切です。どのように広報していますか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 先ほどもお答えをいたしましたけれども、各種予防事業に関心を持っていただくこと、正しい知識を持っていただくこと、そして実行していただくことが重要でございまして、広報、ポスター、チラシの配布、さまざまな事業時に発信、啓発等を行ってございます。一方で市民みずから参画する方法もとらえてございます。例えばでございますけれども、昨年の市民健康フェアで募集をいたしましたメタボリックシンドローム予防川柳には97句が集まりまして、日々の健康づくりに取り組んでいることや、ダイエットに悪戦苦闘していることなど、市民参加型の啓発活動を行ってございます。また、歯科保健分野の8020運動の一環で標語、作文コーナーに毎年応募されていた方が、平成21年度、よい歯のコンクール高齢者の部で市長賞を獲得された方がいらっしゃいます。この方は、事業開始をいたしました平成7年度から活動する広報マンとして歯科保健向上に大いに貢献されているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) ボランティア団体が軽い体操、ウオーキング、料理教室、認知症予防のための脳トレ教室等さまざまな予防のための活動を市民レベルでしています。行政はどのように評価し、今後どのように対応するつもりですか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 鎌ケ谷市には運動の普及や子育て支援、介護予防などの領域で行政では及ばない考え方や方法で成果を上げているボランティア団体もございまして、その活動は市としまして高く評価をしているところでございます。市のこれからの対応といたしましては、個別的に、あるいは集団的に活動されているボランティア活動に対し、ともに支え合う共同者と位置づけ、市民のニーズに合わせ、日常的には情報の提供や市民の方への周知など実施してまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 行政の専門職と市民が協力し合って予防医療、予防介護を推進していかなければならないと思います。より効果的に成果が上がるような方策を検討していただきたいと要望しておきます。 市長にお伺いします。高齢者で1年間を通じて一度も医療行為を受けない人がいたら、その人を表彰するという考えはありませんか。例えば70歳以上に制限をつけてとかですが、元気で医療費を使わずに過ごした人に対してのご褒美です。賞状1枚でもいいと思います。市長からの表彰は喜ばれ、励みになると思います。いかがでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) 市長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) ご趣旨はよく理解できるのでありますけれども、昨年から後期高齢者医療制度が始まりまして、該当する対象者のデータを市が把握するということが非常に困難な状況が起きておりまして、1年を通して一度も医療行為を受けない方の特定が非常に難しい状況になっているところであります。こういった中で、歯科医師会のご協力をいただいて、80歳以上で自分の歯が20本以上ある方について表彰するといったような制度を実施しております。これもまた今ご指摘の趣旨に沿ったものの一つではないかというふうに認識しております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 選別というか、抽出するのが困難ということですが、できないことではないと思いますので、検討していただければと思います。 それでは、第4期鎌ケ谷市高齢者保健福祉計画介護保険事業計画を見ますと、介護予防の事業は2次予防、第3次予防に対する対象作業が中心であり、行政側との間には予防に対する考えに差があるように思います。病気になった人やけがをしてしまった人に対して完治するまで治療するということは十分やるべきでありますけれども、医療費を削減するために病気にならないための日常生活の注意や自覚を、またけがをしないための日常生活上の注意の喚起を徹底することが大事かと思います。そのために費用をかけてもよいのではないかと思います。予防活動に係る費用は、治療に要する費用に比べれば十分の1や20分の1かもしれません。考え方を変えて予防医療に全力を挙げ、安心なまちづくりをし、元気で充実した人生を歩める鎌ケ谷市にしてください。 続きまして、道路行政に移らせていただきます。歩道整備の現況についてお伺いしましたが、市長から見て現状と照らし合わせて市長の公約の達成度はどのくらいと見ておりますか、教えてください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) これまでの期間内の主な計画に対する整備実績を申し上げますと、歩道等整備5カ年計画に位置づけられた都市計画道路整備事業につきましては、計画歩道整備延長9,847メートルに対し100%の達成率となっております。また、主要市道の整備事業でございますが、計画延長629メートルに対し、こちらも100%の達成となっております。一方、交通安全対策事業は道路区画線設置事業が計画3万6,670メートルに対し3万1,760メートルの実績、約87%、路側帯のカラー舗装が計画延長7,870平方メートルに対し3,220平方メートルの実績で、約41%となっております。特に路側帯のカラー舗装は駅周辺や通学路等を中心に実施してきており、自動車運転手に対して道路区分をより明確にさせて歩行者の安全性を高めるものと認識をしているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 当初市長が、7年前でしょうか、立候補して市長になるときに掲げました公約についてはほぼ100%達成したということなのかもしれませんが、まだ十分であると考えているわけではないと思います。計画の今後の見通しを安全、安心なまちづくりの公約に照らし合わせて教えてください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 計画の今後の見通しについてのお尋ねでございます。歩道等整備計画の積み残し分につきましては、平成22年度まで計画期間を延伸し、当初の計画目標を達成できるよう努めているところでございます。なお、平成23年度以降につきましては、現在策定中の後期基本計画の中で対応を図ってまいりたいと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 歩道の危険箇所はあちこちにあるように思います。修理の必要箇所は何カ所ぐらいあると認識しておりますか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 道路施設の状況は、耐用年数を超え老朽化が相当数に上る状況であると認識をしているところでございます。道路の維持管理の必要性からも計画的、定期的に維持補修に努めなければならないところではございますが、予算上の問題から、補修箇所についても必要最小限の範囲にとどめる等の工夫を講じ、対応しているのが実情でございます。そのような中で、市民の皆様の日常生活に支障を来さないよう、路面の管理等を中心に現在市内を南北に分割し、道路等のパトロールを実施しているところでございます。この中で危険であろうと思われる箇所が発見されれば逐次対応しているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) それでは、歩道の危険度とかで具体的な質問をさせていただきます。 三井団地から風間街道に抜ける道ですが、色を塗った歩道の真ん中にポールが立ててあります。何の目的で立てられているのでしょうか、教えてください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 東武・三井団地周辺地区では、鎌ケ谷大仏交差点の慢性的な交通渋滞から、団地内の生活道路に通過車両が流入し、交通事故や歩行者環境の悪化が問題となっております。地域の方々からさまざまな改善策を求めるご意見をいただいておるところでございます。そこで、現状の交通環境を改善すべく地元の方々との協働により交通安全対策を策定し、平成15年度から17年度にかけて道路ハンプ、狭さく及びカラー舗装などの対策を実施したものでございます。ご指摘のポールにつきましては、この事業完了後、交差点周辺の皆様からご意見をいただき、通過する車両を交差点内に徐行させるとともに、歩行者の巻き込みを防止するため、平成19年度に設置をしたものでございます。事業実施後の効果につきましては、地区内の交通事故が対策前の平成14年度に24件でございましたが、対策後の平成18年度には12件に減少しております。率にして50%の減少となり、交通安全対策上一定の効果があったものと認識をしているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 今指摘しましたところのポールの位置というのは、どう考えても不合理です。車いすの方は通れませんし、自転車の方もその外側といいますか、は通れず車道を通らなければなりません。即刻立てる位置の再検討をしていただきたいと思いますが、していただけますでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長
    都市建設部長(野中芳勝君) ご指摘のポールにつきましては、ただいま申し上げましたとおり、地域の方々との協働の結果、交差点に進入する車両の速度を抑制、あるいは歩行者の巻き込みを防止を目的として設置したものでございます。設置後の周辺の交通の流れ、特に自転車の通行の変化等につきまして、現状を調査の上、必要に応じて対応してまいりたいと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) ポールの位置はどう考えても理解できないのです。歩道の真ん中に入っていて歩いて通るのがやっとなのです。どうしてその位置に決めたのかというのはとても理解できません。ぜひ現地を見て再検討をしていただきたいというふうに思います。 次に、U字溝のすき間の危険、段差の危険についてお伺いいたします。鎌ケ谷市の歩道整備がおくれ、U字溝の上を歩道がわりに使っているところがたくさんあります。U字溝の上も歩道と位置づけているのでしょうか。U字溝のふたがずれてしまい、7センチから8センチ程度あいているところが何カ所か見受けられます。靴の先やかかとをすき間に挟んでしまい、転倒してしまいそうな危険箇所があります。段差による転倒も心配です。高齢者の方に健康のために外に出ましょう、歩きましょうと勧めていますが、とても気になります。パトロール等をして危険箇所を調べているのでしょうが、転倒事故などが起きてからでは間に合いません。歩いて調べたらわかりやすいと思います。また、職員も健康になると思いますので、歩いて調査をしていただきたいと思います。管理上の責任も発生しますし、骨折でもして入院してしまったら、本人はもとより家族も大変です。医療費もかかり、本人はもとより、健康保険から医療費を払わなければならないことになります。安全、安心なまちづくりの政策上からも至急点検、修理等の処置をすべきと思います。景気対策のための補正予算での特別交付金、地域活性化のための経済危機対策臨時交付金を使ってでも至急処置すべきと思います。見解をお伺いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 歩行者の安全確保の視点から、歩道スペースのでこぼこの是正、ご指摘の側溝のすき間の問題も含めまして、平成15年度から3カ年にわたり歩道段差解消等整備事業、そういったものを実施し、取り組んだところでございます。U字溝についてのご指摘がございます。まず、U字溝は道路排水のための施設でございますので、歩道ではございませんが、市内の道路状況から歩道の確保が困難な状況でございます。便宜上、歩行者空間として活用しているのが実情でございます。U字溝の修繕につきましては、先ほどもご答弁申し上げましたが、市内を分割してパトロールを実施し、危険箇所の把握に努め、発見されれば現場を確認の上対応しているところでございます。今後ともパトロールや職員が現場等に行った際に危険箇所の早期発見に努め、補修等必要な措置を講じてまいりたいと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) それでは、予防医療、予防介護の上からも安全に通れる歩道を確保していただきたいと思います。 次に、市役所の近くですけれども、船取線沿いのスターバックスの先に信号があります。鎌小方面から新京成線の踏切を越え船取線に出るところです。信号がずれています。横断歩道を渡るのにとても危険です。ずらしている理由を教えてください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) ご指摘の信号機及び横断歩道につきましては、交通管理者であります鎌ケ谷警察署及び千葉県公安委員会が現地診断の結果設置したものでございます。この信号機は、もともと船取線の横断歩行者のために設置したもので、交差点の通過処理をするための信号機ではないとのことであります。設置場所を以前の位置から移設したのは、国道の東側の市道2334号線が区画整理事業により拡幅されたことにより移設されたもので、歩行者専用信号機であることに変わりはなく、最善の場所に設置したとの見解でございます。ご指摘のような懸念、また周辺の土地利用の状況変化もございますので、移設が必要かも含めまして交通管理者等の関係機関と協議をしていきたいと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) これも至急改善していただきたいと思います。 次に、自転車が走ってもよいとされる歩道はどこでしょうか、教えてください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 自転車の走行が可能な歩道につきましては、平成20年6月1日に施行されました改正道路交通法によりますと、13歳未満及び70歳以上の方、さらに体の不自由な方につきましては自歩道の指定に関係なく歩道を通過できることとされております。なお、市内の自歩道の指定路線は、市道14、18、41、42号及び51号線の一部区間と市道44、47号線の全区間及び国道464号線の一部区間です。いずれもある程度の歩道幅員が確保されている道路となっております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 鎌ケ谷市のほとんどの道路が自転車は歩道を通れないということになっているはずです。車道を走るのが危険だから、便宜上狭い歩道を走っているわけです。その割に自転車の通行者は遠慮がありません。歩行者を無礼にも無理やりよけさせて通ります。中には「どけ」とどなり飛ばして我が物顔で堂々と通っていく無礼者もいます。昨日発行の6月15日号の広報紙でも自転車のルールを守っていますかというような記事が載っておりました。そこにも歩道を走ることについては触れておりませんでした。市民に歩道をやむを得ず走るときのマナーを教えるためのPRをきちんとすべきと思いますが、やっていただけますか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 自転車の走行に関するマナーにつきましては、議員ご指摘のとおりルールを守らない自転車も多く見受けられます。大人に対する啓発活動については、看板等の建設も含め検討したいと考えております。 一方、幼稚園、小中学校を中心とした交通安全教室を警察、交通安全協会、安全運転管理者協議会等と協力して開催し、自転車利用上のルールやマナーにつきまして、その意識を高めていくことに努めているところでございます。今後とも生徒児童を対象とした安全教育、高齢者を対象とした安全指導等の機会をとらえまして積極的に啓発をしてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 歩道で自転車にはねられて死亡事故も起きております。大変危険です。また、歩道でのでこぼこも危険です。もう少しなだらかな状態にできないかという意味での工夫も必要と考えます。市民からの熱い切実な要望です。歩道の整備を重要課題として取り組んでほしいと要望します。市民の切実な要望です。答えていただけますか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 歩道整備につきましては、冒頭申し上げましたとおり、歩道等整備計画により積極的に取り組んでまいりました。市内の道路では歩道が必要な箇所がまだまだ多く残されております。今後とも歩道整備は重要な課題ととらえており、積極的に取り組んでまいりたいと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 鎌ケ谷市で一番足りないのは何かと問えば、歩道の整備とたくさんの市民が答えます。市民からの切実な要望です。市民が安心して歩ける道にしてください。 続きまして、少子化問題の再質問に移らせていただきます。少子化と未婚率の増加は深く関係していると思います。次代を担う子供たちがたくさん生まれ、活力ある鎌ケ谷市であってほしいものです。その前提として30代、40代の未婚率を減らさなければなりません。結婚して安心して子育てのできる環境をつくる必要があります。未婚率の増加や子育て環境への対応はどのようにしていますか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 国におきましては、少子化対策として2つの法律を制定いたしました。1つは、少子化社会対策基本法でございます。国が少子化への施策を総合的に推進するものでございまして、少子化対策大綱のもとに、具体的には安心して子供を産み育てることができる社会の形成についての理解を進めるなど、28の施策を打ち出してございます。2つ目は、次世代育成支援対策推進法でございます。地域、市町村及び事業者が協力して、子供たちが健やかに生まれ、はぐくまれる社会の形成に向けた支援を推進しようとするものでございます。本市では、この法律に基づきまして、平成17年度を初年度といたします鎌ケ谷こどもサポートプランを作成しておりまして、現在、同計画の改訂版として後期計画の策定作業を進めているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 未婚率の増加を抑えるための対応として結婚相談や婚活パーティーや仲人活動等いろいろ考えられますが、これらのことをリタイアした高齢者の方々にお骨折りをいただいてはいかがでしょうか。高齢者の方々の活躍の場もできるし、活動することにより元気で張りのある生活もでき、その人たちの予防医療、予防介護の面からもメリットがあると思います。他市の対応状況はどうなっているか教えてください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 近隣市におきます状況でございますけれども、船橋市、市川市、松戸市、柏市、野田市、我孫子市、流山市、浦安市の8市の中で船橋市のみが結婚相談とパーティーを実施してございます。ただし、船橋市の場合は少子化対策ではなく福祉施策として高齢者を含めました出会いの場の設定を目的としたものだというふうに聞いてございます。また、我孫子市の社会福祉協議会から昭和50年代より結婚相談を実施しているということでございました。なお、以前行っていたが、現在は実施していないという市が市川市、柏市となっております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 13日の土曜日にテレビで中国での婚活を扱った番組がありました。一人っ子政策の影響で親たちが今必至になって息子、娘たちの結婚相手を探しております。少子化問題も含めて中国は急激に人口が減るということになると思うのですけれども、日本の場合もやはり人口がどんどん減ってしまうということになります。未婚率増加に対する今後の本市の対応をどうしますか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 健康福祉部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 吉村健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(吉村和久君) 先ほどもご答弁申し上げましたが、本市におきましては鎌ケ谷こどもサポートプランを策定してございまして、現在後期計画の策定作業を進めているところでございます。この中でさまざまな子育て支援を行うことによりまして、結婚し、子育てしやすい環境を整備することが未婚率の増加や少子化に歯どめをかけることになるのではないかというふうに認識をしているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆7番(原八郎君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 7番、原八郎君。 ◆7番(原八郎君) 若者がたくさん結婚し、たくさん子供を産み、育てていかなければ日本の将来は真っ暗です。長期優良住宅に関する議案も今議会に提出されていますが、200年もつという住宅が対象です。しかし、200年後の日本の人口は何と800万人に減少するとの予測がされています。空き家ばかりになってしまうというわけです。社会構造の変化はやむを得ないことでありますが、余りにも急激過ぎるとゆがみが大き過ぎて社会を破壊してしまいます。高齢化社会を支えてくれる若者たちを確保するのも行政の大切な役割と考えます。行政ができることは少ないことかもしれませんが、しかしほうっておくこともできないことです。市民の皆さんのお力をかりてでも少子化問題に取り組まなければと思います。市民への呼びかけなどできることをすべきであるし、いろいろ工夫をして問題解決のための方策を実施していただくことを要望いたします。 今回の一般質問は、3つを通して予防医療、予防介護に関しての質問でした。安全、安心なまちづくりを通して医療費の削減、介護費の削減につながればとの思いで質問させていただきました。当局におかれましては、医療費抑制が財政再建の基本であるとの認識で、予防医療、予防介護が最重要課題と位置づけ、取り組んでいただくことを要望して私の質問を終わります。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 以上で7番、原八郎君の一般質問を終結します。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 次に、11番、井上治美君に発言を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。          〔11番 井上治美君登壇〕(拍手) ◆11番(井上治美君) 議席番号11番、井上治美、6月定例会におきまして、通告に基づき一般質問をさせていただきます。執行部におかれましては、明快なるご答弁をよろしくお願い申し上げます。 私の質問は、都市計画道路3・4・3号線の交通安全対策について、幼児2人同乗自転車(3人乗り自転車)の安全について、介護支援ボランティア制度についての3点であります。 まず、通告の1点目、都市計画道路3・4・3号線の交通安全対策についてです。平成5年より事業に着手し、整備を進めていました都市計画道路3・4・3号線駅前東線が本年4月24日に開通いたしました。この道路は、東武鎌ケ谷駅東口駅前広場から市道37号線、通称ユニオン通りまでのうち延長約340メートルの区間で、道路の両側には2メートルから3.5メートル幅の自転車も走行できる広い歩道が整備されました。この都市計画道路3・4・3号線駅前東線が開通に至るまで、関係者の方々には並々ならぬ大変なご苦労があったことと思います。この道路の開通により、東武鎌ケ谷駅まで、また東武鎌ケ谷駅の東西の往来がとても便利になりました。この都市計画道路3・4・3号線が開通する以前は、生協から消防署の通りに突き当たる道まで市道4107号線の細い坂道をたくさんの車が往来していました。この市道4107号線を車で利用されていた方々は、都市計画道路3・4・3号線が早く開通しないかと待ち望んでいました。私もその一人です。私たちは便利になりましたが、地元の住民の方々とは思いが違っていた点もありました。地元の方々は、長年今まで自由に行き来できていた道が寸断されてしまったのです。その上、市道37号線から次の信号まで距離にしてどのくらいあるでしょうか。横断歩道もありません。子供から高齢者の方まで、もちろん左右見ながら車が来ないことを確認し、渡ってはいけないところで道路を横断していくのです。これを黙って見ているのでしょうか。ご存じのとおり、これからは超高齢社会を迎えます。車優先の社会でなく、人に優しい生活道路であってほしいと心から願うものです。 そこで、1回目の質問としまして、この道路計画の経緯と安全対策についてお伺いします。計画の中での信号機及び横断歩道設置の議論について、今後の安全対策等については再質問で伺います。 次に、通告の2点目、幼児2人同乗自転車(3人乗り自転車)の安全についてです。自転車は人や環境に優しく、経済的な乗り物であり、手軽で1人でも自由に移動できる便利な交通手段であることから、幼児から大人まで非常にたくさんの人々に利用されています。特に子育て中のお母さん、最近はお父さんも子供を乗せ幼稚園や保育所への送り迎えなど、重要な交通手段として日々利用されておりますが、必要に迫られ自転車に幼児2人を同乗させる、いわゆる3人乗りもよく見られます。自転車の乗車人員の制限は、道路交通法第57条第2項に基づき、各都道府県公安委員会施行規則において規定されていて、各都道府県によって違いがあります。千葉県道路交通法施行細則によりますと、運転者1名プラス幼児用座席同乗幼児1名ということで、幼児1人の同乗のみが認められています。自転車に幼児用座席を前と後ろ2個装備して幼児2人を同乗させる、いわゆる3人乗りは各都道府県のの公安委員会施行規則で禁止になっていますが、ただ日常的な行為で悪質性は高くないとして、これまで厳密に取り締まっていなかったのが実態です。警察庁の検討委員会は、早ければこの7月をめどに安全性の保証された自転車に限って3人乗りを認めることで事故防止を図ることになりました。この安全性の保証された自転車は、現在各自転車メーカーで試作車を製造中です。しかし、これから子育て中の若い世代に高価と予想される自転車の買いかえを勧めなければなりません。安全性の保証された自転車は、車のチャイルドシートのように、その家庭にとって限られた期間での利用になります。3人乗り自転車を初め、子供や親の安全な移動を促進する施策は少子化対策の喫緊の課題であるという認識を持って、自治体での積極的な取り組みが必要ではないでしょうか。 そこで、1回目の質問としまして、3人乗り自転車が今なぜ安全性の保証された自転車に変えていかなくてはならないのか、これまでの経緯と、また本市の認識についてお伺いします。3人乗りの自転車の普及について、本市の助成制度及びレンタル制度について等は再質問で伺います。 続きまして、通告の3点目、介護支援ボランティア制度についてです。介護保険制度による地域支援事業として、地域支援事業交付金を活用し、市町村の裁量により介護支援ボランティア活動を推進する事業が平成19年5月から可能になりました。高齢者が要介護者になることが1カ月おくれるだけでも保健財政面でプラスになり、給付金の抑制につなげたい、また地域における元気な高齢者をどうやって社会参加に結びつけていけるか、この課題に東京都稲城市がいち早く取り組み、ボランティア活動をしながら高齢者の介護保険料を軽減しようと考案しました。稲城市の活動を簡単に紹介しますと、登録者は65歳以上、管理委託された市社会福祉協議会は参加者に介護支援ボランティア手帳を配付します。1時間の介護支援活動でスタンプが1個押され、1日2個が限度で、2時間まで無理のない活動をします。スタンプ1個で100ポイント、100円です。年間の上限は、介護保険料の1割程度に当たる5,000円。その分保険料負担が軽くなります。平成21年4月30日現在の登録者は332人、65歳以上の市民の2%が登録をしております。活動支援の内容は、社会福祉協議会、有料老人ホーム、高齢者サロンなど18機関などで筋肉向上トレーニング教室での見守りや器具の調整、デイサービス利用者への昼食の盛りつけ、散歩、外出、館内移動の補助、話し相手などがあります。まず、稲城市が平成19年4月から全国で初めて実施、その後、東京都千代田区、世田谷区、品川区、山形県天童市、佐賀県唐津市などでもスタートいたしました。品川区では、地域貢献ポイントと銘打ち、区内の共通商品券と交換できます。八王子市では、ポイントは現金、商品と交換でき、居宅での活動もポイントを出すなど、各地域での特色のある取り組みを行っています。今年度は横浜市や町田市などでも事業開始の予定です。ポイント制で実質的な介護保険料の軽減、地域貢献、ボランティア参加者自身の介護予防にも役立つという介護ボランティア制度の導入について、私は2年前の平成19年6月定例会におきましても取り組みについて質問をさせていただきました。そのとき執行部より、「地域貢献をしていただくことで介護の支え手をふやすと同時に、参加する高齢者自身の介護予防にもつながり、結果として介護費用の抑制が期待できる」と、また「制度導入の課題として対象事業をどうするか、ポイントの設定方法、管理機関など検討すべき項目も多いため、今後国等の情報収集や関係部門との調整などを行い検討してまいります」と、さらに「高齢化が一層進展する中で、ボランティア活動を通じて高齢者自身の健康の保持増進に取り組んでいただければ、介護保険財政面から見てもプラスになるものと考えております」との前向きなご答弁をいただきました。第4期鎌ケ谷市高齢者福祉計画、介護保険事業計画の地域支援事業の推進の中にも介護支援ボランティア制度の検討が掲げられております。 そこで、1回目の質問といたしまして、本市における取り組みの現状についてお伺いします。本市の今後の取り組み等につきましては再質問で行います。 以上で1回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(池ヶ谷富士夫君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。          〔都市建設部長 野中芳勝君登壇〕 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 私からは、ご質問の大きな1点目、2点目につきましてお答えをいたします。 まず最初に、都市計画道路3・4・3号線の道路計画の経緯と交通安全対策についてお答えをいたします。都市計画道路3・4・3号駅前東線は、東武鎌ケ谷駅と東側地区を結ぶ駅へのアプローチ機能を有する幹線道路として、東武鎌ケ谷駅東口から市道37号線までの延長約700メートル、幅員18メートルを昭和40年に都市計画決定をしているところでございます。起点側の東武鎌ケ谷駅付近におきましては、平成4年3月に東武野田線連続立体交差事業に着手し、あわせて交通結節点の整備として東武鎌ケ谷駅東口土地区画整理事業が施行され、区画整理事業の中で平成13年2月に当該都市計画道路は東武鎌ケ谷駅前から東側に向けて延長約334メートルの整備を行っているところでございます。さらに、道路ネットワークを形成する上からも、東武鎌ケ谷駅から東側地区の幹線道路であります市道37号線をつなぐことが望ましいとのことから、平成5年度に土地区画整理事業地との境界から市道37号線までの延長340メートルについて事業認可を取得し、関係する皆様方のご理解、ご協力により、約16年の歳月を経て平成21年4月24日に開通の運びとなったところでございます。 当該都市計画道路の交通安全対策につきましては、道路工事に着手する前であります平成20年4月より、道路法第95条の2の規定に基づき、千葉県公安委員会と、道路交通の円滑化や歩行者等の安全確保のために、信号機や横断歩道、交通安全施設の設置について協議を行っております。 次に、ご質問の2点目、3人乗り自転車の国での検討経緯と本市の認識についてお答えをいたします。国の認識としては、近年の環境問題に対する関心の高まりなどから、近距離交通手段としての有用性が見直されており、安価で便利な交通手段として特に子育ての中の若い世代には幼児を乗せる交通手段として一般化しているとの認識ではございますが、現行法令上は自転車の2人同乗は認められていないところでございます。しかしながら、幼稚園や保育所への送り迎えなどで自転車に幼児2人を同乗させる姿が多く見受けられ、日常生活に定着していること、また深刻な少子化問題を考慮すれば、子育て支援の観点から、幼児2人同乗の自転車について検討すべき課題ととらえており、平成19年には警察庁に設けられた部外有識者の検討懇談会において、国民に周知すべき自転車の安全利用のための通行方法等について検討が行われ、結果が公表されたところでございます。公表後、幼児2人同乗の問題が新聞やテレビで取り上げられたことは、社会的関心の高さのあらわれであろうと思われるところでございます。 以上のようなことから、警察庁に幼児2人同乗自転車検討委員会が設けられ、幼児2人を同乗させる場合の安全性に配慮した自転車に要求される条件等を取りまとめ、幼児2人同乗自転車の安全な利用や普及のために、必要な事項について広く議論したものと伺っております。 そこで、本市といたしましては、いましばらく国の議論や法改正等の動向を見守る必要があろうと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 健康福祉部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 三橋健康福祉部参事。          〔健康福祉部参事 三橋義行君登壇〕 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) ご質問の大きな3点目、介護支援ボランティア制度についてお答えいたします。 まず、制度の概要についてでございますが、議員からもお話がありましたが、高齢者が介護施設や要介護者の在宅等において介護支援ボランティア活動を行った場合に、高齢者の介護支援ボランティア活動実績を評価した上で評価ポイントを付与し、当該高齢者の申し出により評価ポイントを換金した介護支援ボランティア評価ポイント転換交付金を交付するという制度でございます。一定の社会参加活動をした者に対し、活動実績に応じまして実質的に保険料負担を軽減するものでございます。本市における取り組みでございますが、東京都稲城市におきましては平成19年9月に介護支援ボランティア制度のモデル事業を開始し、平成20年4月より介護支援ボランティア制度を本格実施いたしておりますが、当該事業を実施するに当たって、ポイントの評価や管理等いろいろな課題があることから、現在のところ取り組みは行っていない状況でございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) それでは、通告の1点目、都市計画道路3・4・3号線の交通安全対策について順次質問させていただきます。 4月24日に市長初め地元議員、地元自治会関係者らで開通の式典が滞りなく行われましたが、地元住民の皆様には開通されることをどのように周知されておりましたでしょうか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 当該都市計画道路の開通の周知につきましては、開通日であります平成21年4月24日の前日に工事現場の起点及び終点付近に開通日時をお知らせする看板を設置し、開通日の朝には市のホームページに同様の内容を掲載をいたしております。基本的には開通前に広報等で市民の皆様に周知するところではございますが、今回の工事は施工上の理由から4月20日に完成し、開通前の広報に掲載するための期限に間に合わなかったため、5月1日号の広報にて供用の開始のお知らせとして掲載をいたしました。道路の開通日につきましては、広報による周知といたしますと供用開始は5月1日以降となり、工事の完成日が4月20日ということを考えますと、工事が完成したにもかかわらず、しばらくの間は道路が使用できない期間が生じてしまうことになります。しかしながら、都市計画道路3・4・3号線付近におきましては周辺に幹線道路がなく、狭い生活道路を多くの自動車が往来して地域住民が危険にさらされている状況から、工事中も地域住民の方々から工事が完了したら一日でも早く供用を開始してほしい旨の要望が多々寄せられており、市ではこのような状況を勘案し、工事完了後できるだけ早期に供用を開始することが地域住民の皆様の安全、安心に資すると判断し、広報掲載前に供用開始を行ったところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 道路の開通というのはめったにないことですけれども、地元の住民の皆様から今日開通するみたい、知らなかったとの声を随分お聞きしました。市民の皆様のお知らせは広報掲載でもよいと思いますが、せめて地元の皆様には前日の看板のみのお知らせでなく、もう少し前にお知らせの方法はなかったのかと思います。そして、開通式の夕方、地元の住民の方から連絡をいただきました。鎌ケ谷駅を背に開通した道路のすぐ左手の歩道わき、4.5メートルくらいある高い壁を立てた上の敷地に子供たちが入って、壁の上から下をのぞき込んでいたようです。5時を回っていましたが、すぐ担当課に連絡をとり、歩道わきの敷地に入れないようにさくを設置していただくようお願いいたしましたが、次の日に設置しますとの返事でした。しかし、次の日は土曜日、学校が休みの日です。朝早く事故でも起きたら大変だと思い、何とかその日のうちにさくの取りつけを職員の方にお願いしました。しばらく待っていると2人の職員の方が現場に駆けつけてくれました。日が暮れるのにもかかわらず素早い対応をしていただき、本当にありがとうございました。しかし、なぜこのような場所がさくも取りつけずに危険な状態になっていたのでしょうか、お伺いします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 議員ご指摘のとおり、開通日の夕方にご連絡をいただき、早急に現場で安全対策を施すことができました。この場をおかりいたましてお礼を申し上げます。ご指摘のありました高い壁のある土地は民地でございますけれども、道路用地から民地に人が立ち入る可能性を考慮せず、また事前の安全対策が不十分であったことにつきましては、今後このようなことがないよう徹底してまいりたいと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。
    ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 実は私も開通した日に車で通ったのですけれども、このことには気がつきませんでした。連絡いただいた方、地元の方には本当改めて感謝をいたします。また、工事中のときに横断歩道の設置についての要望に伺いましたが、「人の動線の中でこの道路を横断する人は余りいないので、つける必要はないです。まして信号機をつけることはありません」と優しくも厳しい答えが返ってきました。 そこでお伺いいたします。この道路計画の中で信号機及び横断歩道設置についてどのような議論がなされたのか、お伺いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 信号機及び横断歩道の設置につきましては、千葉県公安委員会が行うこととなっており、これまでに道路法に基づく協議の中でたび重なる議論を行ってまいりました。この協議の中で、公安委員会といたしましては、当該都市計画道路は新設道路であり、供用開始前の段階では自動車や歩行者の流れが把握できないため、どこに横断歩道などを設置するのが望ましいのか判断に苦慮するとのことでございました。このため、道路が供用開始し、一定期間が経過した後に、自動車や歩行者等の流れを見ながら横断歩道等の設置について検討していきたいと、このようなことから、横断歩道や信号機につきましては生協前から市道37号線の間にはない状況となっております。今後公安委員会において、横断歩道や信号機を設置する場合の条件といたしまして、横断歩道は横断歩道の利用者が相当数見込めること、横断歩道の設置位置について地域住民の総意が得られることと定められておりますが、これらの条件が満足するのであれば公安委員会としても前向きに対処していただけるとのことでございます。また、信号機の設置につきましては、道路を往来する自動車の交通量が多く、歩行者等が安全に道路を横断できないことなどが判断材料になるとのことでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 信号機及び横断歩道の設置は公安委員会が行うとご答弁にありましたが、今後市としてしっかりと状況を判断して今後の検討をお願いいたします。 市道37号線が渋滞したとき、都市計画道路3・4・3号線が渋滞しているように見受けられますが、その対策について市はどのように考えておりますでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 当該都市計画道路の開通に伴い、交通量がどのように変化したか把握するために、今月2日の火曜日に午前7時から午後7時までの12時間に係る交通量調査を実施したところでございます。その際に、交通の流れを観察していたところ、夕方一時的に市道37号線が渋滞し、都市計画道路3・4・3号線から市道37号線に出る自動車は、信号の点灯が青になっても、合流先の市道37号線が渋滞であったため、信号待ちをしていたすべての車両をさばくことができず、さばき切れなかった自動車は再度信号が青になるのを待つという現象を数回確認できましたが、このような現象はすぐに解消されております。このような現象は平日よりも休日のほうが顕著であると思われますが、このことを改善するためには近接する市道37号線のボトルネック交差点を改修する必要があろうと考えております。また、踏切を改修する連立事業を初め、さらなる道路を整備して道路ネットワークを形成することで交通の分散及び円滑な交通流を確保することが可能になるものと思われます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 鎌ケ谷駅のほうから都市計画道路3・4・3号線を走行して市道37号線との交差点に差しかかった際に、市道37号線の交差点に設置されている信号機が青になっていると、自動車の運転手は早く曲がって交差点を通り抜けようとしてかなりのスピードが出ているように思います。右京塚の消防署の通りの市道36号線からこの都市計画道路3・4・3号線に左折、右折する際、この丁字形の交差点がとても危険だと思います。この丁字形の交差点の安全対策についてどのようにお考えでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) ご指摘のありました丁字形の交差点は、都市計画道路3・4・3号線と主要市道36号線との交差点部ですが、道路工事を行う前に千葉県公安委員会と協議を行い、その中で安全対策等の検討を行っておるところでございます。また、この協議後にも工事の進捗に合わせてその都度鎌ケ谷警察署と現地で立ち会いを行い、さらなる安全対策の必要性について検証を行っております。当該都市計画道路におきましては、既に供用開始から約1カ月が経過しております。鎌ケ谷警察署によりますと、当該交差点での交通事故は人身、物損ともに発生していないとのことでございます。今後当該交差点において改善すべき要因が発見された場合は、鎌ケ谷警察署と協議の上、必要な安全対策を講じていきたいと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 今後ともしっかりとした安全対策をお願いいたします。 そして、開通してちょうど2週間後の5月8日の雨の朝、この丁字形の交差点の少し先で車の事故がありました。これはどのような事故だったのでしょうか。道路中央部分のガードレールが前方左右の確認の障害になっていたのではないでしょうか。この事故はどのように検証されましたでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) この交通事故につきまして警察署に確認しましたところ、本線を走行していた自動車の側面にわき道から本線に合流しようとした自動車が接触するという物損事故でございます。警察では、わき道から出てきた自動車の運転手の前方不注意が事故に至った主な原因であるとの見解であり、本線を走行していた自動車のスピードの出し過ぎ及び道路構造上の問題ではないと、このようなことでございました。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) この都市計画道路3・4・3号線は速度制限の標識がありませんが、設置をする必要があると思いますが、どのように認識されますか。また、今後の安全対策がどのようになされていくのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 所轄の警察のほうに確認しましたところ、当該都市計画道路は新設道路であるため、供用開始時に自動車の速度がどの程度であるか判断できないということから、現在のところ速度規制は行っていないとのことでございます。警察では、これまでの経験等から、今回開通した区間は道路の延長が短く、市道37号線との交差点では丁字路で交差しており、交差点を曲がる際には減速せざるを得ず、自動車は物理的に速度を出しにくい環境となっているとの判断により、供用開始に当たっては速度規制による対応を行わなかったとのことでございます。また、市では今月2日に実施した交通量調査とあわせて、当該都市計画道路を走行する自動車の速度がどの程度であるかの把握をするための調査を同時に行っております。調査方法といたしましては、交通量が多い通勤時間帯である朝及び夕方、また交通量が少ない昼間に分けて、上下線それぞれ走行している自動車を対象に地点速度調査を行いましたところ、走行する自動車の平均速度につきましては、朝は上下線ともに時速約47キロ、昼間及び夕方は時速約42キロ程度でございました。警察では、この調査の結果や供用開始後の交通事故は、人身及び物損を含めて先ほどご指摘のありました物損事故の1件という状況を総合的に勘案いたしますと、現段階では速度規制の必要性は低いのではないかと、このような見解でございます。しかし、今後この調査結果や道路利用者であります地域住民の皆様のご意見を初め、沿道の開発等により自動車や歩行者の流れに変化が生じた場合には、公安委員会との協議の上、必要な安全対策について検討してまいりたいと、このように考えます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) ただいま都市計画道路3・4・3号線の交通安全対策についてお伺いしましたが、車優先の社会でなく、地元の皆様が安心して過ごしていける環境が大事ではないでしょうか。これからの調査結果などを踏まえ、地域住民の皆様のご意見に耳を傾けて安全対策を行っていただくことを要望いたします。 続きまして、通告の2点目、幼児2人同乗自転車(3人乗り自転車)の安全対策について再質問させていただきます。幼児2人を乗せていたことが原因で事故が起きたという調査結果はあるのでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 平成20年度の数値で申し上げますと、鎌ケ谷警察署で処理した市内の交通事故件数は442件となっております。自転車の関係する事故は152件となっており、全体の事故に占める割合は約34%となっております。3件に1件が自転車に関連する事故となっております。お尋ねの幼児2人同乗の自転車事故は3件ということになっております。このほか、警察への報告のない事故につきましても発生しているものと推察をしているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 現在一般に流通している自転車でJISマーク、BAA、SG等の安全性を示すマークがついた自転車は安全性の保証された自転車ですが、このような自転車に座席を装備することで3人乗りが認定されるのでしょうか、お伺いします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 一般的に流通している自転車についている各種のマークにつきましては、基本的に1人で乗車する場合の安全性について認定されているもので、この自転車に座席を装備しても認定されるものではないと、このように思われます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 今乗っている自転車は1人用ということですね。それでは、安全性の保証された自転車とはどのような自転車をいうのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 幼児2人同乗用自転車を認める場合の要件といたしましては6点ございます。まず、1点目として幼児2人を同乗させても十分な強度を有すること、2点目といたしまして幼児2人を同乗させても十分な制動性能を有すること、3点目、駐輪時の転倒防止のための操作性及び安全性が確保されていること、4点目といたしまして自転車のフレーム及び幼児用座席が取りつけられる部分は十分な剛性を有すること、5点目、走行中にハンドル操作に影響が出るような振動が発生しないこと、最後6点目、発進時、走行時、押し歩き時及び停止時の操縦性、操作性及び安定性が確保されていること、以上6つの要件を満たしていることとされております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) これから3人乗りする場合は、これらの6つの要件を満たした安全性の保証された自転車が認められるわけですが、それでは市民の皆様にこの3人乗り自転車の普及について今後どのように啓発活動を行っていくのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 3人乗りの自転車につきましては、自転車自体の安全性や法的な整備については進められておりますけれども、現在の鎌ケ谷市の道路事情、現状を勘案いたしますと、自転車が安全に走行できる歩道、いわゆる自歩道と言われる幅員が3メートル以上の歩道でございますけれども、余り整備をされておらないという状況でございます。自転車による事故も増加をいたしております。こうした状況を踏まえ、現段階では市として積極的に3人乗り自転車を普及させ得るそういった状況にはないのではないかと、このように考えております。なお、今後とも自転車が安全に走行できるような道路環境の整備に努めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 今後とも自転車が安心して走れる環境整備のほうをぜひよろしくお願いいたします。 3人乗り自転車の走行区分はどのようになるのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 3人乗り自転車の走行区分につきましては、各都道府県公安委員会の規則により定められるものとなっております。千葉県公安委員会では、現段階で3人乗り自転車の走行区分を明確化はしておりません。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 今後3人乗り自転車が解禁される時期と、きのうの広報紙にも掲載されていましたが、ルールなど、罰則などを含めまして掲載をお願いしたいと思います。また、ルール改正後は自転車安全教室を幼稚園や保育園などで早目に保護者に対しても実施すべきだと思いますが、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 現在、市では幼稚園や保育園、小中学校を中心として安全運転教室等を年に12回実施しており、自転車の安全走行等を含む交通安全全体に対し啓発活動を積極的に行っている状況でございます。今議員ご指摘のように、3人乗り自転車については保護者が幼児を同乗させるということから、保護者を含めた安全運転教室の開催につきましては、保育園、幼稚園等の関係機関とも相談の上、その必要性の中で検討をさせていただきたいと、このように考えます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 自転車が本来通行すべき車道での安全確保のため、自動車運転者に対し車道において自転車と適切に共存するという意識づけを一層徹底すべきだと思いますが、見解をお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 普通自転車については、従来から車道を走行することとされていたわけでございますけれども、実態といたしましては市内の国道、県道を初め路側帯に余裕がございません。法律と道路の実態が即していない状況となっておりますが、このような状況を踏まえ、自動車運転者に対しては自転車に対する意識づけにつながるような啓発活動等について、交通管理者である警察との一体性の中でより一層の注意喚起を行っていきたいと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 前橋市は、3人乗り自転車の購入費助成制度を導入、価格を8万円程度と想定し、購入費の半額を最大4万円補助することになり、平成21年度当初予算案に100万円を計上いたしました。また、あるメーカーでは自治体からレンタル用に大量購入したいとの問い合わせもあるそうですが、本市の助成制度、またレンタル制度についての見解をお伺いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長
    ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 助成制度、レンタル制度とのことでございますけれども、本市といたしましては、国における法律や都道府県公安委員会による規則の改正、また3人乗り自転車の需要などの動向を見守り、その中で対応を図ってまいりたいと、このように考えます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 今後、安全性の保証された自転車であっても、操縦する人次第で危険は十分にあります。本市の道路事情は非常に悪く、それだけでも危険がいっぱいです。危険がいっぱいだからこそ、より安全な自転車が必要だと思います。本市の今後のしっかりとした対応を要望いたします。 続きまして、通告の3点目、介護支援ボランティア制度について再質問させていただきます。全国に先駆けて介護支援ボランティア制度を取り組みました稲城市の例を挙げさせていただきましたが、各市町村でその地域に合った工夫を制度に取り込んでおります。実施に始まりましたこの制度をどのように認識されますでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 健康福祉部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 三橋健康福祉部参事。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 高齢者自身が介護ボランティア制度を通して社会参加することにより地域に貢献ができ、その活動によって心身の健康の保持や増進が図られ、介護予防につながるのではないかと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 昨今テレビなどで毎日のように介護の現場が映し出されることが多くなってきました。自分たちの将来はどうなってしまうだろうと不安に思う方が多いのかと思います。鎌ケ谷市で平成20年度に行われました高齢者福祉計画、介護保険事業計画策定のための市民アンケート調査を行いました。その中に介護支援ボランティア活動に対する制度の導入についての質問がありました。その結果、「賛成」と「おおむね賛成」合わせた「賛成」の回答で高齢者一般は53.5%、若年一般では68%と半数を超えていました。制度導入に賛成する理由は、どの対象者も「みずからの健康の保持、増進につながり、介護予防も期待できるから」と「地域の支え合いの仕組みが広がるから」が30%前後と多くなっています。この調査結果をどのように認識されますでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 健康福祉部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 三橋健康福祉部参事。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 高齢化が急速に進む中、いつまでも健康で過ごすことはだれもが希望していることだと思われます。高齢者になっても社会に出て活動し、多くの人と交流し、健康に過ごすことが重要でありまして、保険料の間接的な軽減のみを求めているのでないと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 今のご答弁にありましたように、保険料の軽減のみを求めているものではないと私も思います。 次に、この介護支援ボランティア制度は、運営費や軽減分の保険料は国の交付金である地域支援事業交付金を活用した取り組みができるようになっています。財源であります地域支援事業交付金の負担割合はどのようになっているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 健康福祉部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 三橋健康福祉部参事。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 地域支援事業の費用負担割合は、地域支援事業に係る経費のうち、介護予防事業につきましては国25%、県と市が12.5%、第1号被保険者が20%、第2号被保険者が30%となっております。次に、包括的支援事業及び任意事業につきましては、国40%、県と市が20%、第1号被保険者が20%となっております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 市の割合負担は12.5%とのことですが、例えば鎌ケ谷市の高齢者人口の1%、約200人が介護支援ボランティア制度に参加してすべてのポイントをいただき、保険料負担の軽減1人当たり5,000円を受けるとした場合、市の財源負担はどのくらいになりますか、お伺いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 健康福祉部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 三橋健康福祉部参事。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 介護ボランティアにより取得したポイントの交付金としての財源負担は、地域支援事業の介護予防としての事業ですので、200人の方が5,000円を受け取るとした場合100万円必要となり、その内訳は国が25万円、県と市が12万5,000円、第1号被保険者が20万円、第2号被保険者が30万円の負担となります。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 介護支援ボランティア制度は、高齢者が活動を通じて社会参加、地域貢献ができ、自身の健康増進を図ることにもつながり、いわゆる介護予防にも非常に役立ちます。その結果、実質的な保険料負担軽減にもつながります。地域支援事業交付金の活用ができるこの制度の導入が市として今までできなかった理由をお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 健康福祉部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 三橋健康福祉部参事。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 介護支援ボランティア制度につきましては、第4期鎌ケ谷市高齢者保健福祉計画介護保険事業計画におきまして検討することとされております。ボランティアの登録や評価、獲得ポイントの管理等についての実施方法や、相当の事務経費がかかると予想されることなど課題も多いため、今後他市等の情報収集や関係部署との調整などを行い検討してまいります。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 最後の質問になります。地域における元気な高齢者をどうやって社会参加に結びつけていけるかが今後の課題だと思います。本市としての見解、また今後の取り組みについてお伺いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 健康福祉部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 三橋健康福祉部参事。 ◎健康福祉部参事(三橋義行君) 議員言われますように、高齢者の社会参加を促進することで要介護状態になることをできる限り防ぎ、高齢者の方の生きがいや自己実現のための取り組みを行うことは今後の介護保険制度を持続していく上で大変重要であると考えております。今後の取り組みといたしましては、今回議員ご質問の介護ボランティア制度につきましても1つの施策でございますが、社会福祉協議会、市民、地域団体、NPOとの協働のもとに、地域活動に参加できるような仕組みづくりを推進することや、また高齢者の社会参加の受け皿となる老人クラブやシルバー人材センターにつきましては、価値観の多様化に合わせ既存の事業内容を見直し、新たな事業メニューを加えるなどして会員を増加させることで社会参加の促進を図るべく支援を強化してまいります。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆11番(井上治美君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 11番、井上治美君。 ◆11番(井上治美君) 今回も質問させていただきました介護支援ボランティア制度、とにかくこれからは介護予防が大事な仕事だと思います。これから黙っていても超高齢社会がやってきます。地域の皆様方一人でも多くの人が社会参加することができるような地域づくりを目指し、また鎌ケ谷市は高齢化率が高いけれども、介護認定者が少なく元気な高齢者が多いと言われるような今後の施策、介護支援ボランティア制度の導入を要望いたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 以上で11番、井上治美君の一般質問を終結します。 休憩します。再開を午後1時とします。          午前11時44分  休 憩                                                      午後 1時00分  再 開 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 次に、5番、松澤武人君に発言を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。          〔5番 松澤武人君登壇〕(拍手) ◆5番(松澤武人君) 議席番号5番、松澤武人、通告書に基づき一般質問させていただきます。今回は2件、道路整備の現状と方針について、そして地域活性化のための経済危機対策臨時交付金、公共投資臨時交付金の予算編成過程及び実施計画についてお尋ねいたします。 1件目、道路整備の現状と方針についてです。鎌ケ谷市の経常収支比率は県内最下位の99.6%と、かつてない厳しい数字があらわしているように、財政状況は大変厳しいのが現状であります。しかしながら、市の財政が厳しい中にあっても、道路に求められる機能を考えますと、鎌ケ谷市における道路整備は重要な施策の一つではないでしょうか。鎌ケ谷市の道路は幅が狭く、歩道がないといった問題、また交通渋滞など多くの課題があります。道路整備や、安心、安全な生活の確保や活力ある経済活動の実現に必要不可欠であります。また、道路は長い年月にわたって利用される施設であり、道路を整備して市民の利便性を図ることが終わりでなく、道路維持に係るコストについても考えていかなくてはなりません。道路整備や長期的な視点に立って計画的に着実に行っていく必要があります。 そこで、まず1点目、道路整備には歩道等整備事業、道路維持補修事業、主要市道整備事業、交差点改良事業、一般市道整備事業、私道整備事業などさまざまな事業を行っていますが、道路整備の基本的な進め方についてお聞かせください。 次に、2件目、地域活性化のための経済危機対策臨時交付金、公共投資臨時交付金についてです。世界的な景気後退を背景に、日本は100年に一度の不景気という経済危機状況に置かれています。このような経済の危機的状況を脱するために政府は経済危機対策を決定したわけであります。政府が打ち出した補正予算は、雇用対策、環境対策、少子化対策、農業対策等多岐にわたっており、また大変厳しい財政状況に置かれています地方自治体への配慮として、2兆3,790億円もの地域活性化のための経済危機対策臨時交付金、公共投資臨時交付金を創設したわけであります。こういった財政出動が必要なほどの経済状況の悪化という背景も理解できますが、この日本は大幅な赤字のプライマリーバランスであり、現在の負債を将来の世代に先送りしているのが現状であります。日本国民の一人としては、国の負債がふえるのは大変心配でありますけれども、鎌ケ谷市民の一人としては、地域の課題を解決すべく事業が行えるという意味では、交付される自治体にとって大変ありがたい制度ではないかと思います。しかし、自由度が高い反面、臨時交付金のため継続事業への活用には難しさがあり、翌年度以降市の負担とならないよう配慮しなければなりません。この貴重な財源を鎌ケ谷市の地域活性化のため効果的に活用できるよう施策を展開していかなくてはならないと思っております。 そこで2点目、経済危機対策臨時交付金、公共投資臨時交付金について執行部はどのように認識しているのか、お聞かせください。(拍手) ○議長(池ヶ谷富士夫君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。          〔都市建設部長 野中芳勝君登壇〕 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 私からは、ご質問の大きな1点目、道路整備の現状と方針についてお答えをいたします。 鎌ケ谷市の道路整備に関する基本的な考え方でございますが、道路整備はまちづくりの基盤でございます。市民生活の利便性を図る上で道路網の整備が重要な施策でございます。また、市民が安全に安心して道路を通行するためには、交通安全の推進を初め道路交通環境の充実を図ることが必要でございます。具体的には、道路交通安全施設などの整備や改良を行っているところでございます。 お尋ねの各事業の基本的な整備の進め方でございますが、歩道等整備事業の概要でございます主要市道や一般市道の歩道を整備するためには、隣接地権者の皆様方から用地を取得して整備を進める必要がございます。用地の取得には多額の予算と時間を要します。このため、道路わきの路側帯にカラー表示などを行い、車道と歩道の区分を目視により自動車の運転者側に少しでもわかりやすくなるよう整備を行い、歩行者の安全を図ろうとするものでございます。整備箇所は、通学路、駅周辺を中心として実施をしているところでございます。 道路維持補修事業は、自治会からの要望や市民お一人お一人からの要望箇所について、現場確認立ち会いなどの上、細かな補修箇所を含め年間約500件程度について順次実施をしているところでございます。 主要市道の整備でございますが、主要市道は、国道、県道や都市計画道路の市内で最も交通量の多い路線を補完する道路でございます。主要市道につきましては、交通量の多い路線の中で、学校周辺で児童生徒の多い路線、市内各駅の歩行者等の多い路線などを中心に、歩道、車道の分離を図るべく整備を行っております。そのほか、自治会からの要望路線についても整備を行っているところでございます。 次に、交差点改良事業でございます。交通事故の約6割が交差点内で発生をいたしております。この状況は、交差点内で各方面からの交通が平面で交差し、錯綜することから、交通量が自然発生的に増加し、交通事故の発生、渋滞の発生へとつながっております。整備には、自動車、歩行者、自転車などの交通量の多い箇所や右左折の交通が多い路線を中心に優先的に整備を行っております。 次に、一般市道の整備でございますが、地域の生活道路の中で歩行者や自転車、自動車などの利用の多い路線を中心に、道路排水整備、舗装新設、狭隘道路の拡幅、隅切りの設置などにより道路環境の向上を図っております。限られた予算の中で交通安全に関する問題箇所を中心に整備を行っており、U字溝設置などの排水整備が若干進んでおらない状況となっております。 私道整備につきましては、予算の中で申請のあった道路組合から順次整備を行っているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。          〔総務企画部長 北村眞一君登壇〕 ◎総務企画部長(北村眞一君) ご質問の2点目、臨時交付金に係るご質問にお答えさせていただきます。 地域活性化・経済危機対策臨時交付金及び公共投資臨時交付金についての認識をお尋ねでございました。この2つの交付金は、本年4月に国が決定した経済危機対策に基づき、国の平成21年度補正予算において創設されたものでございます。地域活性化・経済危機対策臨時交付金は、地方公共団体が実施する地球温暖化対策、少子高齢化社会への対応、安全、安心の実現、その他将来に向けた地域の実情に応じた地域活性化等に資する事業に対して交付されるもので、本市には約2億7,000万円が交付される予定でございます。公共投資臨時交付金は、経済危機対策臨時交付金のように交付額が示されるものではなく、経済危機対策における公共事業等の追加に伴い、地方公共団体の財政負担の軽減を図るため、負担額等に応じて配分されるものでございます。 これらの交付金に対する市の認識でございますが、厳しい財政状況下、市の単独事業や施設の改修事業などを先延ばしをしている中、これら事業の実施が可能になり、一方で地域経済にも寄与するものでありますから、地方にとってはメリットのある交付金と言えるかと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) まず、道路整備についての再質問に入らせていただきます。 先ほど年間500件程度補修をしているというふうなことを答弁でおっしゃっていましたけれども、地域の要望としての件数というものは把握しているのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 市民の皆様からは、さまざまなご要望をいただいております。道路に関する要望は、平成20年度で553件となっております。主なものといたしましては、道路面のでこぼこによる振動や水たまりの解消、老朽化した排水施設の補修等が主なものとなっております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) こういった道路維持補修事業に対して、住民のニーズというものはどのように聞いているのかというのをお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 市民の皆様方からは、さまざまな道路や河川に対するご要望いただいております。ご要望は、個人の方からいただく場合もございますし、自治会を通じていただく場合、教育委員会から集約していただく場合もございます。どの場合も現地の確認を第一に考えており、複数の職員によりその対策を検討しております。また、要望された方との現地立ち会いをさせていただくなどの処理をさせていただく場合もございます。事務処理的には、私どもは要望の内容を路線別に集約して、すぐ対応できるもの、予算化をしないと対応ができないものなどを区分けした中で事務処理を行っているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 昨年鎌ケ谷市も市民意識調査の結果を公表していただいたわけですけれども、その中においても道路整備への関心というものがこの鎌ケ谷市にとっては大変多いのが特徴ではないのかなと思います。その中でもやはり生活道路については補修等の要望が多いと思うのでありますけれども、どのようにご認識しているのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 各種の市民アンケートにおいて、議員ご指摘のとおり、道路への関心は非常に高くなっております。これは、道路の拡幅や歩道等の整備はもちろんでございますけれども、現在の道路を適正に管理することも含まれているものと考えております。生活道路につきましては、市民の皆様が日常的に利用される身近な道路でございますので、よりきめ細かな道路状況の把握に努め、対応を行っているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) いろいろな地域から出た要望というものがあるわけですけれども、そういう要望に対してどのように対応しているのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長
    都市建設部長(野中芳勝君) 市民の方々からは、さまざまな方法でご意見をいただいておりますけれども、まずは現場の確認をし、緊急性や安全性などを確認した後に早急な対応を図っているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) いろいろな要望がある中で、緊急性だったり、安全性を確認しなければならないという、そういうことなのでしょうけれども、そういった要望に対してどの程度こたえられているのかとお考えなのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 市民の皆様からは多岐にわたり多くのご要望をいただいております。予算の問題等もございますけれども、緊急性のあるものに限定して申し上げるならば、十分とは言えませんが、おおむね対応できているものと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 緊急性のある事業に関して、要望に関しては可能な限り対応していただけるというふうなことなのですけれども、この要望にこたえられる、こたえられない、そういったものに関しての基準というものがあるのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) ご要望の内容につきましては、さまざまなケースがございます。各事案ごとにケース・バイ・ケースの対応となっており、特に基準は定めておりません。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 特に基準は決めていないということでございますけれども、この道路維持補修事業に関してどのように推移しているのかというものをお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 道路維持補修事業費の推移でございますけれども、過去5年間に当たります平成16年度から20年度までの決算ベースで申し上げますと、平成16年度で約1億600万円、平成17年度約9,700万円、平成18年度約1億500万円、平成19年度約9,800万円、平成20年度、これは見込みでございますけれども、約9,200万円となっております。各年度で多少の違いはございますけれども、ほぼ9,000万円から1億円の範囲内で推移をしている状況でございます。維持補修事業につきましては、国からの補助事業等のメニューがございませんので、全額を一般財源で対応する必要があるわけでございますけれども、現下の厳しい財政状況を勘案いたしますとやむを得ない状況ではないかと、このように認識をいたしております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 過去5年では9,000万円から1億円というもので推移しているということなのですけれども、この道路維持補修事業の今後の見通しについてお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) ただいま申し上げましたとおり、全額一般財源での対応となりますので、現下の財政状況等から見て、いましばらくの間は同額程度で推移していくものと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 先ほども冒頭で述べたのですけれども、道路整備には長期的な計画というものが必要だと思うわけであります。この道路維持補修事業の計画についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 道路維持補修事業につきましては、交通量等により各路線ごとに条件が異なります。どの道路がいつ補修が必要になるのか予測が非常に難しいこともあり、現在ご指摘のような計画は持ち合わせておりません。今後市内の道路を検証しながら計画的な維持補修に努めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 道路整備の計画というものはないというふうなことでありましたけれども、九州の佐賀市においてはこの市道整備の事業採択に関して明確な基準を設けています。公平性、公正性を高めて、あわせて工法等について見直すことにより道路行政の透明化を図って、限られた予算の中で最大の効果を上げるということを目的にしております。こういった道路整備事業評価システムというものを導入しているわけであります。住民からの要望に対して、公平、そして公正な基準を設けて整備に向けた優先順位をつけていく、そして計画性を持って事業展開をしていく、こういった佐賀市の取り組みというものは大変参考になるのかなと思いますけれども、どのようなご見解をお持ちなのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 佐賀市における道路整備評価システムにつきましては、限られた予算の中で最大の効果を発揮する制度とということで、参考になる部分は非常に多いのではないかというふうに思っております。今後本市に導入可能な部分については参考とさせていただきたいと、このように考えます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 2030年にはこの鎌ケ谷市の人口は10万人を割り、そして減少をします。そういう予測が立てられているわけであります。そして、高齢化率は2005年の17.2%から約2倍の32%を予測しております。このように人口減少とともに縮小していくであろう財政の中で自治体は自治運営をしていかなければならないのである、そういうふうに思っているわけであります。今後の維持補修事業費、このものは同額程度で推移していくということでありましたけれども、財政の影響というものは免れないというふうに感じております。道路整備については、明確な基準というものを設ける、そして公平で、かつ公正であり、そして市民にとってもわかりやすい透明性のある道路行政でなければならないのかなと思っております。ぜひこの佐賀市の道路整備評価制度について参考にしていただきたいなと、そのように要望しまして次の地域活性化のための経済危機対策臨時交付金、そして公共投資臨時交付金についての再質問に移らせていただきます。 この経済危機対策臨時交付金、公共投資臨時交付金、この事業計画、予算編成状況についてどの程度進んでいるのかというものをお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。 ◎総務企画部長(北村眞一君) まず、経済危機対策臨時交付金でございますが、臨時の政策調整会議を5月上旬に開催し、交付金の概要、活用方法の考え方などを明示した上で、各部局による事業の洗い出しをお願いいたしました。結果として各部局からの要望は総額で約6億円ございましたので、地域活性化等に資するための事業であること、かつ平成22年度以降の予算編成に当たり財政負担の軽減を図るとの視点を持って経済危機対策実施計画案を策定したところでございます。既に政策会議も終了し、最終的な調整を行っておりますが、今月末には県を経由して国に提出する運びとなっています。 次に、公共投資臨時交付金でございますが、経済危機対策臨時交付金のように国の交付要綱等が示されていないため、交付限度額、計画の提出期限などが未定となっておりますが、現段階におきましては、文部科学省所管事業でございます小中学校及び公民館における地上デジタル化改修工事、義務教育施設耐震改修工事、義務教育施設太陽光発電改修工事、また国土交通省所管事業でございますが、市道舗装改良事業について事業枠の申請を行っているところでございます。ちなみに、市道舗装改良工事については既に事業費ベースで鎌ケ谷市分として6,300万円が示されております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 答弁の中で各部局からの要望が約6億円ということでありました。実際交付される金額というものは2億7,000万円しかないわけでありますけれども、残りの3億3,000万円分というものの要望についてはどのようにされるのかというものをお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。 ◎総務企画部長(北村眞一君) この交付金の対象となる事業は別途国庫補助等も見込まれ、また入札等により価格が低落することも考えられますので、事業費ベースでは現段階で約3億9,000万円を予定しています。対象外とした事業は約2億6,000万円となりますが、そのうち約5,000万円が今回交付金の対象とした事業の圧縮分となりますので、実質的に対象外としたのは約2億1,000万円となります。この対象外とした事業の対応でございますが、他の補助制度または地方債等の活用ができるものなどもあり、これらを検討した上で、必要な事業に関しましては平成22年度予算または第5次実施計画事業で対応したいというふうに考えています。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 必要な事業に関してはそれなりの対応というものをしていただきたいなと思っておりますけれども、何を基準に事業を計画しているのかというものをお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 事業選択の基準でございますが、国が示した経済危機対策臨時交付金の目的は、地球温暖化対策、少子高齢化社会への対応、安全、安心の実現、その他将来に向けた地域の実情に応じた地域活性化等に資する事業でございますので、この目的に合致する事業であることが第1段階の基準となります。次に、第4次実施計画補正版事業の前倒し、または実施計画事業に計上していないが、今後の実施計画に予定しているものなど、後年度の財政負担の軽減を図ることができる事業であることを第2段階の基準としております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) このような事業を選択するという中でどういった議論がなされたのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 交付金の選択に当たりましては、政策調整会議及び政策会議において全庁的な議論を進めたところでございます。具体的には、事業の緊急性、効果、事業内容の精査、事業実施に当たっての留意事項及び懸案事項などの議論を行うとともに、他の部局との調整などを行ってきております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) この交付金に対する住民のニーズというものがあるのであろうと察するわけでありますけれども、どのように認識しているのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 経済対策臨時交付金の対象事業の選択に関しましては、議員の皆さんからもご要望を賜っておりますが、事業を展開している事業担当課においてそれぞれこういった要望や市民のニーズ等を踏まえた上で対象となる事業を選択いたしております。なお、昨年6月の市民意識調査の結果によりますと、今後の重要度が高い住民ニーズとしましては、道路の整備、保健医療の充実、防犯対策、地震などの防災対策となっております。これら事項に留意しつつ事業の選択をしたところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 先ほども冒頭で述べたわけでありますけれども、臨時であるからこそ翌年以降の経常経費にならないようにしなければならない、そういうふうに思っておりますが、そういった留意点というものはあるのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。 ◎総務企画部長(北村眞一君) これらの交付金は緊急的な対応を求められているもので、臨時的な経済対策でございます。したがいまして、原則として翌年度以降において新たに継続して市の負担が生じる事業を選択しないようにしております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。
    ◆5番(松澤武人君) 翌年度以降の経常経費には何もならないということであるのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 先ほど原則としてと申し上げましたが、例えば義務教育施設太陽光発電整備事業などについては幾ばくかの保守点検費用などが考えられることから、そう申し上げましたが、そういったケースはまれではないかというふうに考えています。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) この事業計画についての優先順位についてどのように認識しているのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 事業の優先順位でございますが、今回の交付金の趣旨に合致し、かつ行政評価により本市の重点政策として位置づけた福祉、教育、安心、安全を魅力あふれるまちづくりの4政策を加味して判断いたしております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) これらの交付金については、経済危機対策に基づいて創設されたものであります。自治体が地域活性化のために事業行うものでありますけれども、100年に一度と言われるこの不況の経済状況下、鎌ケ谷市にある事業主にとっても経済危機であるというふうな事実もございます。この鎌ケ谷市内にある企業に対しての経済危機対策という点からどのような見解があるのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 地域活性化・経済危機対策臨時交付金に関しましては、国が定めた経済危機対策において地域の中小企業の受注機会に配慮するよう要請されているところでございます。したがいまして、本市においても地域経済の活性化を図る観点から、発注を要するものなどにつきましては市内中小企業への発注を基本とする予定でございます。また、より多くの中小企業の受注機会確保のために分割発注なども考えております。なお、予定している事業の実施は、商業、土木、建築、設備、電気などさまざまな分野にわたりますが、例えば市内商工業の活性化という意味ではプレミアム商品券発行事業、観光マップ作成事業などのほか、地デジ対策事業一つをとっても150台近いテレビやブルーレイ90台などの購入なども予定しており、地域経済対策に寄与できるものと考えています。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) ぜひ市内にある商工業者にとっても経済危機対策であってほしいなというふうな気持ちでありますけれども、この事業の開始時期について、いつごろになるのかというものをお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部長(北村眞一君) 議長、総務企画部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 北村総務企画部長。 ◎総務企画部長(北村眞一君) これらの交付金に関しましては、市の実施計画を策定し、議員各位には事前にご説明させていただき、国、県への事務手続を進める予定でございます。その後、国の内定見込みが得られた段階で補正予算を編成し、次の議会に上程させていただくことを予定しております。したがって、事業開始は秋口になろうかというふうに思われます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆5番(松澤武人君) はい。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 5番、松澤武人君。 ◆5番(松澤武人君) 事業の開始というものは秋口になるのではないかというふうなご答弁をいただきました。この鎌ケ谷市にとっては先延ばしした事業とかを実施できるというメリットがあるわけでありますけれども、国の負債を次世代へ先送りしているというものも事実であるのかなと思っております。この交付金をただ単なるばらまきでは終わらせない、いかに効果的で、そして効率的であり、そういった予算編成をできるのか、そしてその予算を使い切ることが目的でなく、事業の効果、そういうものを踏まえて予算編成、そして実施に取り組んでいただきますよう要望いたしまして、私の一般質問とさせていただきます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 以上で5番、松澤武人君の一般質問を終結します。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 次に、12番、小易和彦君に発言を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。          〔12番 小易和彦君登壇〕(拍手) ◆12番(小易和彦君) 平成21年6月定例議会に当たり、議席番号12番、小易和彦、通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。私の通告しております質問は、若者の雇用対策と自立、就労支援について、鎌ケ谷市の地球温暖化対策についての2件であります。順次質問をさせていただきますので、執行部におかれましては明快なるご答弁をよろしくお願い申し上げます。 まずは若者の雇用対策と自立、就労支援についてであります。現下の雇用失業情勢については、世界的な金融危機により実態経済は深刻な影響を受け、平成20年の倒産件数は5年ぶりに1万5,000件を超える高い水準となっております。有効求人倍率を見ても、平成20年3月以降低下の一途をたどる中、昨今、派遣労働者などの雇いどめ、解雇を初めとした非正規労働者の大量離職や新卒者の内定取り消しが生じるなど、さらに厳しさを増し、今後一層の雇用の悪化が懸念されます。 こうした状況の中、若者の雇用失業情勢を見ると、完全失業率は平成20年平均で7.2%と5年連続で改善が見られるものの、全年齢に比べ依然として高い水準となっており、またフリーター数も平成15年の217万人から平成20年の170万人と、全体としては5年連続で減少するなど改善の動きが続いている状況にあるものの、30歳前後の年長フリーターについては、いまだ高水準にあり、いわゆる就職氷河期に正社員となれなかった若者が30代半ばを迎える状況となっております。さらに、ニート状態にある若者については、平成14年以降60万人強と高い水準で推移している状況となっております。 このように、若年失業者、フリーター及びニートが依然として多数存在している状況は、国の社会経済基盤を揺るがす問題であるとともに、これら若者自身にとって経済的に不安定な状態が続くことは未婚や晩婚化を進展させ、若年者層の雇用状況と同じく社会問題となっている少子化を一層進行させるおそれがあります。 以上申し上げ、若者の雇用対策と自立、就労支援についての1回目の質問として伺います。国、千葉県、鎌ケ谷市における若者の雇用対策と自立、就労支援の取り組みについてお聞かせください。 なお、自席における再質問では、ジョブカフェや地域若者サポートステーションの活用について及びキャリア教育の推進について伺ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 次に、鎌ケ谷市の地球温暖化対策についてであります。6月5日は環境の日であります。これは、1972年6月5日からスウェーデンの首都ストックホルムで開催された国連人間環境会議を記念して定められたものであり、国連では日本の提案を受けて6月5日を世界環境デーと定めており、日本では環境基本法が環境の日を定めています。また、我が国では昭和48年度から平成2年度までは6月5日を初日とする環境週間に、平成3年度からは6月の1カ月間を環境月間とし、全国でさまざまな行事が行われています。世界各国でもこの日に環境保全の重要性を認識し、行動の契機とするため、さまざまな行事が行われています。そして、1997年12月に京都で行われた地球温暖化防止京都会議、いわゆるCOP3で議決された京都議定書は、2008年から2012年までの期間中に各国の温室効果ガス6種の削減目標を1990年に比べて日本が6%、アメリカが7%、EUが8%とし、先進国全体で少なくとも5%削減を目指すことを定め、画期的な会議となりました。次いで昨年の洞爺湖サミットを機に始まった7月7日のクールアースデーも大きな意味を持ちました。しかし、昨年11月17日、国連気候変動枠組条約事務局は、2006年のデータに基づく達成状況では16カ国が削減目標を達成したことを発表しましたが、日本は目標6%減に反して6.4%増加であることが明らかになりました。そして、世界経済は未曾有の世界同時不況に突入していきました。 こうした中で、国は3月、環境分野を経済成長の牽引役とする世界的流れの中で、日本版グリーン・ニューディール政策を打ち上げました。2015年までに環境ビジネス市場を2006年の約1.4倍となる100兆円規模にし、雇用も80万人増の220万人の確保を目指し、地域グリーン・ニューディール基金も創設し、地域の活性化と低炭素化、エコカーを同時に推進しようとするもので、緑の社会の構造改革を目指し、地方もスピードを持って積極的に取り組むことが要請されます。 以上申し上げまして、鎌ケ谷市の地球温暖化対策についての1回目の質問として伺います。地球温暖化対策推進法の改正により、地域のCO2削減計画の策定に努めなければならなくなりましたが、我がまちの取り組みとして鎌ケ谷市地球温暖化対策地域推進計画の策定はどのように進められているのか、計画の基本的な考え方、特徴もあわせてお聞かせください。 なお、通告しておりますクールアースデーの取り組みについて、新エネルギーの利用促進について、地域グリーン・ニューディール基金の活用については自席における再質問にて伺ってまいります。 以上をもちまして私の第1回目の質問を終了させていただきます。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。          〔市民生活部長 青木 学君登壇〕 ◎市民生活部長(青木学君) ご質問が2点ございました。 まず、1点目の若者の雇用対策と自立、就労支援についてお答えいたします。初めに、国及び千葉県の取り組みについて申し上げます。国においては、平成15年に若者自立・挑戦プランを策定し、平成16年には同プランの効果的、効率的な実施を図ることを目的としたアクションプランを策定しております。このアクションプランには、若者の状況に応じたきめ細やかな就労支援を目的としたジョブカフェの設置、さらにニートに対する働く意欲や能力の向上、ニートの自立支援を目的とした地域若者サポートステーションの設置などが位置づけられ、ハローワークや学校などの教育機関等と連携して若者の雇用対策及び自立就労支援に積極的に取り組む施策が束ねられております。一方、千葉県では国のアクションプランに基づき、平成16年6月にジョブカフェちばを設置し、若者が希望の仕事につけるように相談やセミナーなどの就職支援を無料で行っております。さらに、平成18年10月にちば地域若者サポートステーションを設置し、若者の就業的自立を目的として、キャリアコンサルタントによる個別相談や臨床心理士による心理カウンセリング等を行っております。 次に、本市の取り組みでありますが、雇用対策としては、船橋職業安定所の出張所であった高齢者パートタイマー職業相談室が国の出先機関の統廃合によって廃止されたことを受け、平成19年度から対象者を高齢者から一般市民に拡大し、鎌ケ谷市独自の無料職業紹介所として開設し、求人情報の提供、相談員による職業相談、紹介等を行っております。なお、本年度は新たな取り組みとしてジョブカフェちばと連携し、就職促進を図るための機会として、若者と企業との交流会を鎌ケ谷市、白井市、印西市の3市合同で実施する予定でおります。 次に、ご質問の2点目、鎌ケ谷市の地球温暖化対策についてお答えいたします。地球温暖化対策につきましては、2008年7月の北海道洞爺湖サミットで2050年までに少なくとも温室効果ガスを50%削減達成というビジョンをすべての国が共有することを求めると宣言しております。これに対し、我が国では60%から80%削減することを2008年7月29日に閣議決定しており、現在各国間での合意に向け交渉がなされているといった背景がございます。時折しも本日から7月3日まで本庁舎1階市民ホールで鎌ケ谷市環境パネル展を行っております。期間中にはガス自動車や電気自動車の試乗等も行っておりますので、議員各位におかれましてもぜひお立ち寄りいただければと思います。 さて、お尋ねは3点ございました。1点目は、本市における地球温暖化対策、地域推進計画策定への取り組みについてであります。初めに、同計画の位置づけでありますが、これは地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく計画であるとともに、鎌ケ谷市環境基本計画における地球温暖化対策という個別分野の計画として各種の対策を推進するものとなっております。本市のこれまでの取り組みでありますが、平成14年度に環境基本計画を、平成17年度に地球温暖化対策実行計画を策定し、平成20年度には鎌ケ谷環境市民会議を6回開催する中で同計画の素案を策定していただいたところであります。今後につきましては、鎌ケ谷市環境審議会への諮問、パブリックコメントの実施を予定しているところでございます。なお、この6月10日には国全体の中期目標を2005年比で2020年度までに15%削減することが発表され、今後はこれらの動きを注視しながら必要な見直しを行ってまいります。 次に、お尋ねの2点目、計画の基本的な考え方についてでありますが、本計画素案では対象とする温室効果ガスをCO2とした上で、CO2排出量を産業部門、家庭部門、業務部門、廃棄物部門の4部門ごとに目標を定めております。そして、本市の中期目標を1990年比で2020年までに20%削減、また中期目標を2050年度までに50%削減を達成していこうとするものであります。 次に、お尋ねの3点目、計画素案の特徴でありますが、本市の傾向としましては、製造業などが少なくなる一方で住宅、店舗などがふえていることが想定されますことから、産業部門では削減効果が期待される一方で、業務部門、廃棄物部門、家庭部門ではCO2排出量が増加するといったことがございます。このうち廃棄物部門は、さきに鎌ケ谷市一般廃棄物処理基本計画が策定していることから、今後家庭、業務両部門の排出削減への対応を重点化するといったことが特徴でございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) それでは、順次再質問させていただきます。 まずは若者の雇用対策と自立就労支援についてでありますけれども、まず何点か確認をしていきたいと思いますけれども、市の無料職業紹介所につきましては、先ほどご答弁ありましたが、平成19年度から対象者を高齢者から一般市民に拡大をして鎌ケ谷市独自の無料職業紹介所として開設をしたとございました。そこでお伺いしますが、平成20年度の若者の利用実績として有効求職者及び就職件数についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 市の無料職業紹介所における平成20年度の有効求職者数は921人で、通常若者とされている34歳以下は127人でございます。内訳としては、24歳以下は24人、25歳から34歳は103人で、このうち就業者数は14人でございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 次に、ハローワーク船橋についてなのですが、これ管轄についてはご案内のとおり鎌ケ谷市、船橋市、習志野市、八千代市、白井市でありますけれども、このハローワーク船橋において平成20年度の若者の利用実績として有効求職者数及び就職件数と、またそのうち鎌ケ谷市民の利用実績についてわかればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) ハローワーク船橋における平成20年度の若者の有効求職者数は5万254人で、うち就職者数は2,631人でございます。なお、ハローワーク船橋では市町村ごとの利用実績については把握していないとのことでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 続いて、ジョブカフェちばについてなのですが、これも同様に平成20年度の利用実績と、そのうち鎌ケ谷市民の利用実績についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) ジョブカフェちばにおける平成20年度の利用者数は2万9,829人、うち鎌ケ谷市民の利用者は1,214人で、全体の4.1%となっております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) ここまで市の無料職業紹介所、またハローワーク船橋、ジョブカフェにおける現状、状況を伺ってまいりましたけれども、若者の雇用対策として1回目の壇上質問で国や県、また市においてのさまざまな取り組みがなされているという答弁していただきましたけれども、その中で特にジョブカフェにおける取り組みということで、これ鎌ケ谷市の若者たちにとってニーズに合った取り組みとなっているのかについてどのようにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) ジョブカフェちばの平成20年度の市民の利用率は4.1%という数字です。この数字自体は、県内36市のうちで上位から8番目に当たっております。したがって、ジョブカフェちばは本市に隣接する船橋市にあるという立地条件を考慮したとしても、この利用率はかなり高いことから、このジョブカフェにつきましては市内の若者にとりましてニーズに合った取り組みが展開されていると、さように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) そこで、先ほどご答弁ありましたけれども、今年度ジョブカフェちばと連携して行う事業の経緯、また実施日、内容及び市の役割などについて少し詳しくお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) まず、経緯でありますが、本年2月19日付千葉県商工労働部雇用労働課からジョブカフェちばの出張版、いわゆる若者と企業との交流会開催に関する意向調査がございました。これに本市が開催希望ということで回答したことから、それが起点になっているわけであります。これにその後ジョブカフェちばによるヒアリングなどを経まして、本年度、鎌ケ谷市、白井市、印西市の3市合同で事業を実施することになったわけであります。 実施日は平成21年、本年11月9日、会場は鎌ケ谷市を予定しております。 内容は、企業と求職者が自然な形で触れ合える出会いの場の提供として、企業数社と若者が集まり、グループに分かれた若者と参加企業が総当たりで話し合うことができるというものでございます。 一方、市の役割ですが、会場の提供及びジョブカフェちばの条件に見合った市内企業や就職を探している若者に対する参加希望の呼びかけなどを行うことが主なものでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 今回初めての取り組みということでありますので、まずは何よりも就職を探している若者たちにとって実りある機会となることが望まれるわけでありますけれども、今後市はジョブカフェをどのように活用していこうと考えているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) この事業につきましては、来年度以降も企業と若者との交流の場の提供など、さまざまなメニューを実施していく予定としておりますので、今後ともこのジョブカフェちばと連携をとりながら、私どもとしても若者の就職支援に積極的に活用してまいりたいと、かように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) ぜひとも今年度しっかりと実りのある機会としていただいた上で、継続的な取り組みを今後も続けていただきたいと思います。 次に、地域若者サポートステーションにおける平成20年度の利用実績と鎌ケ谷市民の利用実績について、わかればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 平成20年度の利用実績でありますが、県内に設置される3カ所の地域若者サポートステーションのうち、現在活動するちばといちかわの同ステーションの平成20年度の登録者数は407人、うち鎌ケ谷市民の登録は11人ということであります。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。
    ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) この地域若者サポートステーションについては、平成21年度においては設置拠点を全国77カ所から92カ所に拡充されるとともに、地方公共団体、教育機関などとのネットワーク機能を強化して若者やその保護者などに対する能動的働きかけ、これをアウトリーチといいますけれども、多様な相談サービスの充実等を行ういつでもどこでもサポートモデル事業を新たに実施することになっているそうであります。そういった意味では、今後市としてもこの地域若者サポートステーションの活用及び誘導を含めた普及啓発というものをしっかりとやっていっていただきたいと思うわけでありますが、その点についてお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 地域若者サポートステーションの活用及び誘導を含めた普及啓発でありますが、先ほどのジョブカフェは主に若者の就職支援として紹介し、一方ニートに対する働く意欲や能力の向上、自立支援につきましては地域若者サポートステーションをご紹介するなど、それぞれの若者の状況に応じた形でこれは活用をぜひ考えていきたいと、かように考えております。また、その活用の促進を図るためには、市の広報紙及びホームページなどによって周知を徹底してまいりたいと、かように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) ぜひとも今ご答弁あったような形でお願いをしたいと思うわけであります。 次に、キャリア教育の推進ということで伺ってまいりたいと思いますが、ニートの増加の背景としまして、働くことへの関心、意識の低さ、目的意識や責任感等の欠如、未熟な対人関係能力などが指摘をされております。これらは、子供たちですとか若者が職業を持つ社会人としての自分の将来像を描き、その実現に向けて将来設計できないということが大きな要因と言われております。これらの課題を克服すべく、近年キャリア教育の積極的な推進が求められておりますけれども、本市としてこのキャリア教育の重要性をどう認識をし、どのような取り組みが行われているのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(前田哲也君) 生涯学習部副参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 前田生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(前田哲也君) 国は、昨年、今後10年間の教育方針を内容とした教育振興基本計画を策定いたしましたが、その中でキャリア教育の推進は喫緊の課題の一つとして取り上げられておりまして、県のほうも数年前から学校教育指導の趣旨の中で特筆して位置づけております。 鎌ケ谷市の学校教育におけるキャリア教育の取り組みは、全国的に見ても早い時期からのもので、平成4年度に第四中学校で始まったものが、平成11年度からは現在の中学校全5校が職場体験を行うということで定着したことから、キャリア教育についてはその重要性の認識は非常に早くからあったというふうに考えております。小学校につきましても、県が昨年度職場体験学習を推奨いたしましたので、早速昨年度のうちに市内全9校が取り組み始めたところであります。 本市のキャリア教育の考え方は、4つの能力、すなわち人間関係形成能力、将来設計能力、情報活用能力、意思決定能力の育成を柱にしておりまして、いみじくも先ほどご質問の中にございました働くことへの関心意識の低さ、目的意識や責任感等の欠如、未熟な対人関係能力を補い、相応の能力育成につなげていけるものであると考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 重ねてお尋ねしたいわけでありますけれども、このキャリア教育を推進していく条件整備といたしまして、本市の教職員に対する研修などが大変重要になってくると思うわけでありますが、その取り組みについてもお答えください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎生涯学習部副参事(前田哲也君) 生涯学習部副参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 前田生涯学習部副参事。 ◎生涯学習部副参事(前田哲也君) お尋ねの本市におけるキャリア教育についての教職員研修は非常に実際的なものになっておりまして、職場体験について学校での事前学習、事後学習のまとめにどのように意義づけがなされるか等について、各学校の担当者が協議を重ねております。小学校での取り組みを視野に、キャリア教育を広く生き方教育ととらえる考え方も熱心な話し合いから生まれたものでございます。さらに、体験の場を提供していただける多くの事業所の方を交えた関係者会議は、教職員にとって非常に貴重な研修の機会となっており、年度ごとに本市のキャリア教育の内容を高めていくことに確実につながっているものと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) ここまで若者の雇用対策と自立、就労支援ということでジョブカフェの活用、地域若者サポートステーションの活用、キャリア教育の推進について伺ってまいりましたけれども、最後に要望として申し上げておきたいと思うわけでありますが、国の政策への対応についてということでありますが、今国会におきましてニートなど自立に困難を抱える青少年を支援するための青少年総合対策推進法案が成立の見込みであります。この中では、幅広い青少年問題に一元対応するワンストップ相談窓口を設けるほか、教育委員会、ハローワーク、児童相談所、福祉事務所、保健所などから成る地域協議会を自治体レベルで設置をし、各機関が連携して相談や自宅訪問などの事業を行うことがうたわれております。こうした国の動向に対しまして、鎌ケ谷市としてもしっかりと対応していけるように情報収集などを含めて努めていっていただきたい、そのことを少し要望してこの質問は終わりたいと思います。 次に、鎌ケ谷市の地球温暖化対策についての質問に移りますけれども、地球温暖化対策につきましては、市民、事業者、行政が情報あるいは行動を共有して、お互いに協力して取り組んでいく必要があり、一丸となって地球温暖化の防止に向かって調整をしていかなければならないわけであります。 先ほどのご答弁で、鎌ケ谷市地球温暖化対策地域推進計画の策定状況、計画の基本的な考え方、特徴については、おおむね理解をしたわけでありますけれども、現状としまして、鎌ケ谷市のCO2排出量というのはふえているのか減っているのかについて、産業部門、家庭部問、業務部門、廃棄物部門の4部門ごとにお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 1990年と2004年の比較ということでお答えさせていただきます。 まず、産業部門は約53%の減少となっております。これは排出量算定に影響する製造品出荷額や従業員数が減少したことによるものではないかと考えられます。 また、家庭部問では約50%の増加となっております。これは世帯数が約29%増加していること及び1世帯当たりの排出量がふえたことによるものではないかと考えられます。 さらに、業務部門では約58%の増加となっております。これは床面積が約70%増加した一方で、床面積1平方メートル当たりのCO2排出量が逆に約7%減少したことによるものと考えられます。今後業務部門では、それぞれにおいてCO2の排出量の抑制が進められていくものと考えられます。 最後に、廃棄物部門でありますが、約24%の増加となっております。こちらは世帯数が約29%増加していることから、1世帯当たりのCO2排出量はほとんど変わっていないことによる増加と考えられます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) 議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 鎌ケ谷市のCO2排出量の現状というのは、おおむね理解をいたしましたけれども、それでは本市の中期目標である20%削減に対してどのように達成していくことになるのか、お考えをお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 現段階では1990年比で2020年目標値に対して産業部門はマイナス、業務部門、廃棄物部門、家庭部問はプラスとなり、全体で2020年の中期目標である20%を達成できるものと推計しております。 なお、これらにつきましては、今後環境審議会に諮問し、専門的なご意見をちょうだいして検討を進めていくと、そういう考えでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) 議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 今のご答弁ですと、削減目標と目標達成に向けた取り組みが具体的に見えてこないなと思うわけでありますけれども、今後環境審議会に諮問をして、専門的なご意見をいただいて検討を進めていくとのことでありました。鎌ケ谷市では総合基本計画に示した緑とふれあいのあるふるさと鎌ケ谷、自然と社会が調和した環境都市の実現に向けて取り組んでいるわけでありまして、特に地球温暖化対策につきましては、今すぐにでも始めなければならない課題であるということを常に念頭に置いていただきたいと思います。 続いて、鎌ケ谷市では今後家庭、業務、両部門のCO2排出削減への対応を重点化していくことが特徴であるとのことでありました。そこで、まずは家庭部問について伺っていきたいと思いますけれども、環境省では身近な地球温暖化対策として、家庭でできる10の取り組みをホームページを活用したり、パンフレットを作成してPRをしております。具体的に申し上げますと、1点目として冷房の温度を1度高く、暖房の温度を1度低く設定する、また2点目として週2日、往復8キロの車の運転をやめる、3点目として1日5分間のアイドリングストップを行う、4点目として待機電力を削減する、5点目としてシャワーを1日1分、家族全員が減らすと、6点目としてふろの残り湯を洗濯に使い回す、7点目としてジャーの保温をとめる、8点目として家族が同じ部屋で団らんし、暖房と照明の利用を2割減らす、9点目として買い物袋を持ち歩いて省包装の商品を選ぶと、10点目としてテレビ番組を選び、1日1時間テレビ利用を減らすというものであります。そこで、鎌ケ谷市ではこの家庭部問の目標達成への道筋をどのように考えているのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) 市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 昨年度開催の環境市民会議の中では、議員がご指摘いただいた10の取り組みに加えて、独自の取り組みを提案していただきましたので、これらを実施することによって、1世帯当たり年に7.2%の削減効果が期待され、今後人口あるいは世帯数が増加したとしても、全体で20%を達成できるものと推計しております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) 議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 先ほど申し上げました10の取り組みに代表されるようなエコライフの実践というのは、わかっていても実践できていないというのが現状ではないのかなと思います。市内において、多くの世帯が実践している状況を構築するためには、並々ならぬ努力が必要でありますが、地球温暖化の防止に向かって挑戦していかなければならないとの形成に立っていきたいものであります。 また、環境省のほうでは昨年10月から家庭部問における温暖化対策の切り札と位置づけて、エコアクションポイントのモデル事業を全国展開しております。この事業は、温室効果ガス削減に効果のある製品やサービスの購入、省エネ行動などを消費者が行った際に、経済的なインセンティブを与え、環境に配慮した行動を促すためにポイントを付与する仕組みであります。平成21年度からは本格展開を目指して予算措置も講じられ、国民運動としてだれもが参加できる環境対策の一つとなっておりますので、このエコアクションポイント事業に対する調査研究を要望しておきたいと思います。 次に、業務部門について伺っていきたいと思いますが、新鎌ケ谷駅周辺では土地区画整理事業が進みまして、鉄道3線の結節点という特性を最大限に生かしたにぎわいとふれあいのあるまちづくりが進められております。今後はオフィスあるいは店舗などもふえてくると思われますし、それに伴いまして温室効果ガス発生量は増加していくことが想定されるわけであります。そこで、この業務部門の目標達成への道筋をどのように考えているのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) 市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 業務部門においては、オフィスや店舗などの製造業以外の産業におけるエネルギーの使用に伴って発生する温室効果ガスが対象となりますので、本市の場合は増加することが想定されます。そこで、産業が活発化しても温室効果ガスの排出量が増加しないように施策としてエネルギー効率の向上や新技術の導入、地産地消、エコドライブの実践、設備の充実などを行うことによって、全体としては20%を達成できるものと推計させていただいております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) 議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) そこで、温暖化対策において事業者に対する法律による定めですとか指導というのはどのようになっているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) 市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) エネルギーの使用の合理化に関する法律及び同政令の規定によりますと、企業全体の年間エネルギーの使用量が原油換算で合計1,500キロリットル以上の場合は、国へ届け出て特定事業者の指定を受けることになります。その特定事業者として指定を受けた事業者は、営業時間当たりのエネルギー使用量を毎年1%ずつ削減する義務を負うほか、エネルギー管理統括者を選任し、定期報告、中長期の省エネ計画を国に提出するなど、企業全体としてのエネルギー管理体制を推進することが義務づけられております。これは市内では二、三の事業所等が該当することになってくるのではないかと思われます。 なお、それ以下については、特に届け出の義務はございません。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) 議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 今のご答弁によりますと、鎌ケ谷市内には特定事業者に該当しない事業者がほとんどだということがわかったわけでありますけれども、そうしますと、家庭部問での取り組み同様に、身近な温暖化対策を事業所にお願いしていくということが基本になるわけでありますけれども、20%削減という目標達成に向けて、計画の実効性を高めるためには市として何らかの基準を設けることも必要なのではないかと思いますけれども、お隣の柏市には柏市地球温暖化対策条例がありますけれども、鎌ケ谷市も市の発展と地球温暖化対策という大変難しい課題に対して取り組んでいこうとするならば、基準あるいは条例などを設けることも必要なのではないかと考えますが、どのようにお考えになっておりますでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) 市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 地球温暖化対策につきましては、今後建物の新築、改修などの機会をとらえて、環境に配慮した行動をお願いしたいと考えますが、その実効性を高める上では、いずれは何らかの基準を設けることを検討していく時期が来るのではないかと、かように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) 議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) ご答弁にありましたように、私も計画の実効性を高める上で、環境に配慮したまちづくりは行政の積極的な取り組みが必要だと考えますので、そのためにも基準を設ける、あるいはその先には条例制定なども視野に入れた取り組みを検討することを要望しておきたいと思います。 続いて、市民、事業者が地球温暖化問題への意識を高めて温暖化対策に取り組むことができるように啓発、情報の発信と共有は欠かせないことであります。そこで、地域推進計画策定後はどのように周知を図っていくのかについて、今後の展開をお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 今後環境審議会にお諮りし、パブリックコメントといったことで策定に至った後には、まずは議員各位へのご説明をさせていただいた後、もとより全市的にはパンフレット等を使って周知してまいりたいと、かように考えております。 なお、環境フェアなどの機会等をとらえて、啓発機会と拡充に努めてまいりたい、かようにも考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) 議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) その際には、市民向けだけではなくて、事業者向けにもしっかりと周知をしていくことを要望しておきたいと思います。 続いて、クールアースデーについて伺ってまいりたいと思いますが、環境省では2003年より温暖化防止のため、ライトアップ施設や家庭の電気を消してもらうことを呼びかけるCO2削減ライトダウンキャンペーンを実施しております。これはライトアップになれた一般の市民の一人ひとりに対して、日ごろいかに照明を使用しているかを実感してもらい、日常生活の中で温暖化対策を実践する動機づけを与えていくことを目的としたキャンぺーンイベントであります。サミットイヤーでありました昨年は、キャンペーン初日の6月21日、夏至の日でありますが、この日にブラックイルミネーションとして東京タワーなどのライトアップ施設、百貨店、コンビニエンスストアなど約7万3,000施設、また最終日の7月7日のクールアースデーには七夕ライトダウンとして約7万6,000施設の参加を得て、約6万4,000世帯の1日当たりのCO2排出量に相当する約238万キロワットの電力を削減することができたそうであります。今年も全国で6月20日から7月7日までの間、CO2削減ライトダウンキャンペーンが予定されておりますが、本市ではどのような取り組みをするのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) まず、市民の皆さんの取り組みとしましては、6月21日の夜に東武鎌ケ谷駅前で店舗や事務所などのライトダウンを呼びかける催しを実施すると伺っております。また、市庁舎では6月20日から7月7日のCO2削減ライトダウンキャンペーンの期間中に、庁舎において可能な範囲内での消灯や時間外勤務の抑制などでご協力をしてまいりたいと考えております。特に7月7日火曜日のクールアースデーには、午後8時から10時までの2時間、庁舎を消灯するなどによって、可能な限りCO2削減にご協力できればと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) このライトダウンキャンペーンの最終日のクールアースデーには、今ご答弁ございましたが、市役所としても消灯を実施するとのことでありましたけれども、ブラックイルミネーションからの一連の取り組みとして、市民や事業者への協力要請というのは考えているのか、お聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) 市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 環境省のライトダウンキャンペーンにつきましては、自治会、商店会、NPOあるいは企業が独自に参加してご協力いただいているところではございますが、行政の取り組みといたしましては、本年度初めて参加することになりますので、次年度以降、本年度の実施状況を踏まえまして、市民や事業者の協力要請も検討してまいりたいと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) 議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 地球温暖化防止へ身近なところから行動を開始できる機会でもあります。広く市民、事業者に参加を呼びかけていっていただきたいと思います。また、本年の取り組みにつきましてもポスター掲示などのPRを積極的に実施していただくことを要望しておきます。 次に、新エネルギーの利用促進について伺ってまいりたいと思います。新エネルギーということでは、太陽光発電、太陽熱利用、風力発電、地熱発電、バイオマスなどがありますけれども、やはり太陽光発電が中心になってくるものと考えております。太陽光発電については、最先端のレベルにある日本の環境関連技術を生かす上でも期待が大きく、国でも2020年までに現在の発電量を20倍程度まで拡大することを目標に掲げております。そこで、本市における太陽光発電の現状についてお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。
    ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 太陽光発電の現状ということでありますが、売り電契約、すなわち昼間発電した電気は家庭内で使い、余剰分は電力会社に売る、あるいは夜間や雨天などの発電量の少ないときは電力会社から電気を買うといった、昼は売り電、夜は買い電といった電力会社の契約の件数ということでお答えいたしますと、鎌ケ谷市内の売り電の契約件数は平成21年6月現時点で約240件と伺っております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 国では住宅用太陽光発電の補助制度を3年ぶりに復活をさせておりますけれども、地方自治体としての取り組みも相当進んでいるようであります。そこで、太陽光発電設置について近隣市の助成制度の導入状況についてお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) 市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 近隣市における太陽光発電設置に係る助成制度でありますが、平成21年度現在の限度額ということで申し上げますと、我孫子市では12万円、市川市では10万円、松戸市及び柏市では3万円となっております。 なお、柏市におきましては、太陽光発電設置に係る助成制度のほかに、低公害車、エコキュートなどの省エネ設備への助成もあわせて行っているとのことであります。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) 議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 近隣市では、ほとんど何らかの助成制度を設ける状況にあるわけであります。本市においてもぜひ助成制度を設けて太陽光発電設置の促進を図るよう要望しておきます。 次に、地域グリーン・ニューディール基金の活用について伺ってまいりたいと思いますが、この地域グリーン・ニューディールは、環境分野への大がかりな投資によって地域経済の立て直しと雇用創出をねらう政策でありますけれども、本市はこの基金をどのように活用し、特色ある我が町のグリーン・ニューディールを展開しようとしているのか、お考えをお聞かせください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) はい、市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 地域グリーン・ニューディール基金は、平成21年4月27日付の国の通知によりますと、内容は1つに地球温暖化対策、2つにアスベスト廃棄物や不法投棄等の処理の推進、3つに微量PCB廃棄物の処理推進、4つに漂流漂着ごみの回収、処理等の推進に活用することとされております。国は補助金として550億円を用意し、都道府県が地域環境保全基金を設け、向こう3カ年で取り崩して活用するというものであります。 なお、今月中には市町村への説明があるとの情報もございますので、それを踏まえて結果によっては最大限活用してまいりたいと、かように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆12番(小易和彦君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 12番、小易和彦君。 ◆12番(小易和彦君) 今ご答弁にありましたとおり、市町村への説明後、本市にとって有効な活用条件があるのであれば、積極的にその活用を図っていただきたいと思います。 最後に、市長にお伺いして一般質問を終わりたいと思いますが、地球温暖化対策ということで質問をしてまいりましたけれども、低炭素型の都市をつくっていくためには、集約型都市構造の実現ですとか、公共交通機関の利用促進ですとか、緑地の保全ですとか、都市緑化の推進など市全体で取り組んでいくことが求められるわけであります。そこで、まちづくりという視点から市長は総合基本計画を初め、政策的にどのように反映をしていくのか、そのお考えをお伺いして一般質問を終わります。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市長(清水聖士君) はい、市長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 清水市長。 ◎市長(清水聖士君) 今ご指摘があったとおり、低炭素型のまちをつくっていくということは大変重要なことでございます。ただいま後期基本計画の策定をしている中で、低炭素型のまちといったことに向けた政策についても検討をしていきたい考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 以上で12番、小易和彦君の一般質問を終結します。 休憩します。再開を2時50分とします。          午後 2時25分  休 憩                                                      午後 2時50分  再 開 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再開します。 △一般質問続行 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 次に、25番、大野幸一君に発言を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。          〔25番 大野幸一君登壇〕(拍手) ◆25番(大野幸一君) 議席番号25番、大野幸一、平成21年6月定例会に当たり、通告に基づき一般質問をさせていただきます。この2年間、監査委員を務めさせていただき、慣例により一般質問を控えておりましたので、久々の一般質問であります。私の質問は、市税について及び西佐津間地区の東武鉄道踏切をめぐる諸問題についての2点であります。自分らしく素直に質問いたしますので、執行部におかれても言葉を飾ることなく、簡潔にお答えをいただきたいと思います。 まず、市税についてでありますが、戦後最悪と言われる不況に直面して、鎌ケ谷市の歳入の根幹をなす市税収入は果たしてどうなっていくのかという、いわば不安からお尋ねするものであります。我が国の経済状況については、この1カ月間だけでもさまざまな情報が新聞などで報道されております。幾つか引っ張り出してみますと、まず5月20日、内閣府が発表した今年1月から3月までの実質成長率は年率換算で15.2%の減と、これまで最悪だった第1次オイルショックのときを上回る戦後最悪の数値となりました。日銀のリポートにおいても2009年度の経済成長率が戦後最悪水準のマイナス成長に陥るとの予測がされております。 一方で、政府の5月の月例経済報告によると、実に3年3カ月ぶりに景気の基調判断が上方修正されました。とはいっても、これは下げどまりということではなくて、景気悪化の店舗が緩んだという表現になっています。完全失業率の数値を見ても、まだまだ当分は厳しい状況が続くことが予想されます。 このような状況下、国会論戦において与謝野財務大臣は、2009年度の国の税収について、法人税を中心に大幅な減収となることは明白だと述べ、当初予算を下回るとの見通しを明らかにしました。 さて、自治体にとってはどうなのか、大変気になるところでありますが、特に法人市民税など多く依存している団体などは景気悪化の影響は大きく出てきているという実態であります。幸いに、鎌ケ谷市は税収に占める法人市民税の割合は平成21年度予算を見ても4%であり、法人市民税の減少による影響は最小限にとどまるのではと思いますが、心配は50%を占める個人市民税であります。臨時議会で職員や議員のボーナスの削減案が可決されましたが、日本経団連の5月20日の発表によると、大手企業67社の平均妥結額は対前年度比19.39%の減少と調査開始以来最大の落ち込みとなったそうであります。これは単純に考えると、勤労者の所得の減少につながり、結果的に所得に応じて課税される個人市民税の減少につながるということになります。厚生労働省の国民生活調査でも2007年の1世帯当たりの平均所得は前年度に比べて10万6,000円少ない556万2,000円とありました。調査によると、1世帯当たりの平均所得は1994年の664万2,000円をピークに、13年間減少し続けており、2007年には1994年と比較して実に108万円も減少したということになります。この傾向は状況を見る限り、昨年も今年も同様で、さらに減少を続けているのではなかろうかと思います。 そこでまず、1点お伺いいたしますが、鎌ケ谷市の場合、個人市民税賦課のための基礎となる納税義務者1人当たりの所得というのはどのように推移をしてきているのでしょうか。 それから、次に質問の2点目、西佐津間地区の東武鉄道踏切をめぐる諸問題についてお伺いいたします。この問題につきましては、私が1期生として議員活動を始めた昭和62年9月定例会で最初の質問をしてから、今回で6回目の質問になります。当初の議席番号が1番、質問の時期に応じて5番、15番、20番など大きな数字となり、現在は25番であります。この数字から見てもおわかりのように、この問題は何ら進展を見ずに現在に至っているのであります。今回あえて、またこの問題を取り上げるきっかけとなったのは、最近この踏切を通過する車両に対する取り締まりが強化され、この問題の深刻さを改めて認識することになったからであります。もちろんこの踏切は規制がかかっており、車両の通行は禁止されているのは重々承知でありますが、せっかく定額給付金をもらったのに、反則金をまた国に戻すことになってしまったと嘆き悲しむ住民の姿を見ますと、やはり今後の対応を含めて、この踏切状況を確認しないわけにはいきません。 以上申し上げまして、お尋ねいたしますが、前回の質問に対し、当時の土木部長は踏切の安全性確保については連立事業の整備に合わせて、踏切の立体化が最善の方策であると認識しているとご答弁されました。この認識は今も変わりないか、また当時動きの見えなかった六実駅付近の県道松戸・鎌ケ谷線の踏切の立体交差事業については、この3年間、何らかの動きがあったか、お尋ねいたします。 以上2点についてお伺いいたしますが、よくありがちな聞いてもいないことを説明なさることがないように、くれぐれも簡潔な答弁をお願いして1回目の質問を終わります。(拍手) ○議長(池ヶ谷富士夫君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) はい、総務企画部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 大竹総務企画部参事。          〔総務企画部参事 大竹守夫君登壇〕 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) 大野議員の第1点目の市税に関するご質問についてお答えさせていただきます。 お尋ねは、納税義務者1人当たりの所得の推移でございました。大野議員のご質問の中にも平均所得が減少しているお話がございましたが、本市においても納税義務者1人当たりの所得額が年々減少しております。平成16年度以降の納税義務者1人当たりの平均所得額を申し上げますと、平成16年度、355万円、平成17年度、349万円、平成18年度、336万円、平成19年度、335万円、平成20年度、333万円、平成21年度は319万円となっており、5年前に比べ36万円、率にして10.1%減少したことになります。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。          〔都市建設部長 野中芳勝君登壇〕 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 私からは、ご質問の大きな2点目についてお答えをいたします。 西佐津間1丁目と2丁目地区を結びます東武鉄道第268号踏切に関するお尋ねでございます。改めまして、この東武第268号踏切の現状についてご説明をさせていただきます。この踏切の構造が危険な構造であることから、昭和42年から自動車の通行禁止の措置がとられております。また、付近の踏切と道路状況でございますが、県道松戸・鎌ケ谷線の東武六実駅わきの踏切から柏市高柳地区の踏切までの区間は約1.3キロメートルと相当な距離がございますが、この間で車両が通行することのできる踏切はございません。このような道路状況から、特に西佐津間2丁目の地域の方の生活圏が分断される状況となっております。 連立事業の動きのお尋ねでございますが、具体的な経過を申し上げますと、平成10年10月に松戸市から千葉県に対して早期実現に関する要望書が提出され、平成13年9月には千葉県から東武鉄道に対して協議書が提出をされております。 一方、東武鉄道は六実駅から逆井駅間の複線化事業を実施すべく、千葉県に対しまして協力のお願いをしているところがございます。連立事業は、その後基本設計調査などが行われておりますが、複線化事業とも大きく関係していることから、その後大きな進展は見られないという状況でございます。この改修のためには、この第268号踏切を改良する、あるいは高架橋をこの踏切の位置にかけるということが必要であると考えております。周辺の道路状況を見ますと、東武六実駅わきの県道の踏切は、いわゆるボトルネック踏切となっており、渋滞長は鉄道の東側では県道船橋・我孫子線側の佐津間交差点まで延びることも朝夕にはございます。 一方、鉄道の西側、松戸市域方面では踏切近辺に交差点が連続しており、さらには信号機が設置されていることから、渋滞長は250メートルを超すこともございます。このため、当該第260号踏切を単体で整備すると仮定した場合、鎌ケ谷市域を初め広範囲の市域の方々も県道の渋滞を避け、通過可能となるこの踏切に車両が殺到する事態が発生することが予測されます。このような道路状況から、東武六実駅わきの県道の踏切改良と同時期に、当該第260号踏切を改良することが最良と考えておりますが、今後その整備時期までには相当な時間を要すると思われるため、東武線の複線化の時期に合わせ、改良すること等も視野に入れ、事業化を検討していく必要があるものと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。 ◆25番(大野幸一君) それでは、これから順次再質問を行わせていただきます。 国において、1世帯当たりの所得は長期にわたり減少してきておりますが、鎌ケ谷市も同様にここ数年、減少しているようであります。特に平成21年度、大きく減少した昨年来の経済危機が如実にあらわれた結果ではなかろうかと思います。 ただ、実際の税収はこれとは若干違った推移を示しております。これは税制度の大きな改正がその都度あったことにより、見かけ以上に課税対象となる所得金額が膨らんだものと思いますが、参考までに税制度改正の概要をかいつまんでお聞かせ願います。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) はい、総務企画部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 大竹総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) 平成16年度以降の主な税制改正の概要についてお答えさせていただきます。 なお、各制度改正年ではなく、改正内容の適用年度によりお答えさせていただきます。 まず、平成16年度でございますが、平成16年度は均等割額の2,500円から3,000円への引き上げにより1,940万円の増額、また非課税限度引き下げにより119万円の増額、合計で2,059万円の増額となっております。 次に、平成17年度は配偶者特別控除の上乗せ部分の廃止により1億9,846万円の増額、また均等割の納税義務を負う夫と生計を同一にする妻に対する均等割の非課税措置の廃止により1,900万円の増額、合計で2億1,746万円の増額となっております。 次に、平成18年度は65歳以上の非課税制度の段階的廃止により、1,455万円の増額、また65歳以上の公的年金等収入金額を雑所得金額に換算する計算式の改正と公的年金等控除の見直しにより5,230万円の増額、それに老年者控除の廃止により9,271万円の増額、また定率減税の2分の1の縮減により2億4,000万円の増額、非課税限度の引き下げにより263万円の増額、合計で4億219万円の増額となっております。 次に、平成19年度は税源移譲により7億5,258万円の増額、定率減税の廃止により2億6,000万円の増額、65歳以上の非課税制度の段階的廃止により1,062万円の増額、合計で10億2,320万円の増額となっております。 平成20年度は、住宅借入金等特別税額控除の創設により7,266万円の減額、地震保険料控除の創設に伴い、損害保険料控除が廃止されたため、81万円の増額、65歳以上の非課税制度の廃止によって727万円の増額、差し引きで6,458万円の減額となっております。ただし、住宅借入金等特別定額控除による減収分については、国から税収補てん特例交付金により全額補てんされておりますので、実質的には808万円の増額となっております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。 ◆25番(大野幸一君) 結局所得の減少による税収減を制度的に補完してきたというのが実態かなと思います。 ただ、長期的に見ますと、もちろん税収の動向は景気の影響はもっと大きいのでしょうが、その要因として生産年齢人口の減少、言いかえれば高齢者の増加という構造的な問題があると思います。 そこでお伺いしますが、鎌ケ谷市の高齢者人口の推移はどのようになっているのでしょうか、また今後どのように推移していくと考えられるのでしょうか、お尋ねいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) はい、総務企画部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 大竹総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) 本市の高齢者人口の推移でございますが、後期基本計画基礎調査資料によりますと、高齢者人口の割合は平成12年は12.4%、平成17年は17.2%でございましたが、平成20年末では20.1%となっております。今後の推移でございますが、平成22年には23.2%、平成27年には29.2%、平成32年には32.5%になると予測されており、3人に1人が高齢者になると見込まれているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。 ◆25番(大野幸一君) それでは、そのことが鎌ケ谷市の税収にどのような影響を与えていくと考えておられるか、お伺いいたします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) はい、総務企画部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 大竹総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) 高齢者人口の増加が税収に与える影響でございますが、今後高齢者人口の割合及び人数が増加する反面、生産年齢人口の割合及び人数が減少すると見込まれ、それに伴って勤労所得中心から年金所得中心の納税者が増加するものと考えられますので、税収の伸びの停滞ないしは減少は避けられないと思料されるところでございます。個人市民税の比重が大きい本市の税収構造を考えますと、この影響は特に懸念されるところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。 ◆25番(大野幸一君) 長期的には大変厳しいものがあるようであります。目を転じて短期的な面でお伺いいたしますが、昨年度から急激に悪化し続けている経済状況の市税に与える影響をお伺いします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) はい、総務企画部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 大竹総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) 昨年来の経済状況の悪化による市税への影響でございますが、課税、収税の両面から危惧されるところでございます。 まず、課税面でございますが、経済悪化による納税者の所得の減少により、来年度の市民税の調定額がかなり減少するおそれがあることでございます。ちなみに、平成21年度の当初調定額でございますが、平成20年度当初調定に比べ、納税義務者は4.9%増加し、調定額では1億7,000万円ほど増加しておりますが、1人当たりの課税額については2%の減額となっており、減少傾向が出てきております。 次に、徴収面への影響でございますが、所得の減少により納税困難者が増加し、徴収率が低下するおそれがあることでございます。平成20年度の徴収率につきましては、現在決算の集計中ではありますが、約92.3%程度になる見込みで、平成19年度の92.68%と比較して0.38ポイント程度低下となる見込みでございます。このように課税、収税の両面にわたって不況の影響が徐々にあらわれてきているのではないかと思われるところであり、今後調定額の減少や徴収率の悪化を招くのではないかと危惧しているところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。 ◆25番(大野幸一君) やはり今年度から来年度にかけては一層の厳しい状況が到来するように思われます。個人市民税は前年度の所得に対する課税であり、所得減少の影響は1年おくれであらわれてきます。少しお伺いしたいのですが、経済状況の悪化や高齢化の影響をもっと受けやすいのではと思われる国保の平成20年度の徴収状況はどうなっていますか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎市民生活部長(青木学君) 市民生活部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 青木市民生活部長。 ◎市民生活部長(青木学君) 国民健康保険料の平成20年度の収納状況でありますが、決算については市税と同様に現在集計中で確定しておりませんが、現年分で91%を見込む状況にあります。これは平成19年度の93.11%と比較して2.11ポイント程度の低下になるものと見込んでおります。この要因は、現下の不況がやはり大きく影響しているものと考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。 ◆25番(大野幸一君) 想像以上に厳しい状況に驚きました。国保加入世帯には景気悪化や高齢化の影響が市税より先行して大きく出てきているようであります。こういった傾向はいずれも市税収入についても出てくるのは必然かと思われます。であればこそ、企業誘致や地域経済の活性化に力を注ぐべきかと思いますが、そのシンボルというベき新鎌ケ谷地区の平成21年度の賦課状況や現在の人口数はどのようになっているのでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) はい、総務企画部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 大竹総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) 新鎌ケ谷地区の平成21年度における賦課状況でございますが、市民税及び固定資産税、都市計画税合わせまして6億5,000万円程度と見込んでおります。また、人口は1,775人となっております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。 ◆25番(大野幸一君) 新鎌ケ谷地区への企業進出や人口の張りつきは市税収入の増加に大きく寄与していることがわかります。 ただ、財政当局に伺うところによれば、こうして得た税収もその75%相当分が交付税削減ということで帳消しになり、実際の増収になるのは25%のことであります。そういうことを考えますと、財政健全化という道のりは大変厳しいものがありますが、増収策とあわせて徴収率の向上も極めて大事になります。3月議会においては、インターネット公売も導入されたと聞いておりましたが、その進捗状況はいかがでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) はい、総務企画部参事。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 大竹総務企画部参事。 ◎総務企画部参事(大竹守夫君) 今年度新たに導入いたしましたインターネット公売の進捗状況でございますが、現在ヤフー株式会社が運営するインターネット公売システムを利用して、9月に不動産1件の公売を予定しております。その進捗状況でございますが、5月13日にヤフー株式会社に対し、インターネット公売システムの利用申し込みを行い、公売予定土地の不動産鑑定も依頼したところでございます。今後の予定といたしましては、不動産鑑定の結果で見積価格を決定し、7月上旬に公売広告、見積もり公告を行う予定をしております。広報の掲載につきましては、7月15日号にインターネット公売についての記事を掲載して周知する予定でおります。また、同日より市ホームページに新たにインターネット公売のページを掲載し、全国どこからでも閲覧及び入札ができるようにする予定でございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。
    ◆25番(大野幸一君) 鎌ケ谷市の財政状況は徹底した行革や国の大規模補正予算などもあり、今は一息ついている感がありますが、高齢化の進展や人口減少時代に突入していることなどを考え合わせますと、構造的にはますます厳しくなっていくのは間違いないところであります。職員の皆さんが大変なご努力をされているのは私たちにも伝わってきますが、引き続き危機意識を持って臨んでいかれるようお願いして、この件については質問を終わります。 続きまして、踏切問題について質問してまいります。ご答弁によれば、連立事業の実現に向けた具体的な動きはないとのこと、これは3年前と同様のお答えであります。大変残念であります。そのとき、もう一つ、東武鉄道が平成7年度から進めている複線化事業について、鉄道事業者と密接な調整を図っていくとのお答えもありました。そこで伺いますが、東武鉄道の複線化事業の進捗状況はどのようになっているのでしょうか、3年前の答弁では、東武鉄道側からは用地取得率などの明快な情報提供はないとのことでありましたが、いかがなのでしょうか。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 東武鉄道側との協議でございますけれども、相手側の人事異動で担当者がかわられたときなどに面会をお願いしてございます。本年につきましては、2月に会議を行い、当該踏切を含め、複線化などの状況についてお話を伺っているところでございます。複線化の進捗状況につきましては社外秘扱いであり、事業継続中であると、このような回答をいただいておるところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。 ◆25番(大野幸一君) いまだ土地の取得状況などもわからないのでしょうか。それでは、この3年間、東武鉄道とどのような協議を行ってこられたのか教えてください。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 先ほどもご説明をさせていただきましたけれども、この複線化事業は平成7年3月に特定都市鉄道事業整備事業計画の認定を受け、事業を実施しているものでございます。私どもといたしまして、この3年間、情報の収集を行い、事業の変化の兆しなど見逃さないように努めていたところでございます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。 ◆25番(大野幸一君) 結局のところ、3年前と事態は一切変わっていないということなのでしょうか。前回の答弁で県道松戸・鎌ケ谷線の踏切改良をしないで、この踏切だけ改良すれば抜け道になり、地域に混乱を起こすとの懸念を示されましたが、それでは県道松戸・鎌ケ谷線の踏切改良はどのようになっているか、お伺いします。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 答弁を求めます。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 都市建設部長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 野中都市建設部長。 ◎都市建設部長(野中芳勝君) 県道松戸・鎌ケ谷線の六実駅わきの踏切でございますけれども、連立事業が実施されれば当然ながら当該踏切そのものが解消されることになりますが、今後の見通しとしては、連立事業が進まないということになれば、県道の踏切単体での改良をするという案もあろうかと思います。この県道を管理します千葉県東葛飾地域整備センターでは、松戸市からの踏切改良についての正式な要望の話は聞いていないということでございました。松戸市では、千葉県への正式な要望としては、連立事業の早期要望を平成10年に提出していることから、現状で踏切単体の改良について、正式な要望には至っていないと、このようなことでございます。いずれにしましても、当該踏切改良の実施に当たりましては、厳しい財政状況もございますので、国の補助制度を活用しながら、手戻りがないよう、地元自治会を初め関係する東武鉄道などと協議を行った中で、事業時期などそういう方向の中で検討してまいりたいと、このように考えております。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 再質問を許します。 ◆25番(大野幸一君) はい、議長。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 25番、大野幸一君。 ◆25番(大野幸一君) 結局手詰まり状態ということでしょうか、これ以上質問続けても進展はないようであります。 ただ、地域住民はこの踏切の影響で日常生活や緊急時の対応などに大きな不便と不安を感じているのは私が言うまでもなく、これは執行部の皆さんもご承知のことと思います。市民の安全、安心は、市としてもっと重要課題であると日常、清水市長も言われています。ぜひこの問題につきましては、根気よく、そして怠ることなくこれからも鉄道事業者など関係機関と協議を重ねていかれるようお願いして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(池ヶ谷富士夫君) 以上で25番、大野幸一君の一般質問を終結します。 △延会の宣告 ○議長(池ヶ谷富士夫君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う者あり〕 ○議長(池ヶ谷富士夫君) ご異議なしと認めます。 よって、本日はこれにて延会することに決しました。 なお、明日の会議は午前10時に開くことにいたします。 本日はこれにて延会いたします。 長時間ご苦労さまでした。          午後 3時28分  延 会...